【T&T完全版】 炎の石、もしくは像

 修槌会では初のT&Tです。僕はPLで参加します。
 T&T、とても有名なTRPGですよね。一度は遊んでみたいシステムでした。GMさん、ありがとうございます。シナリオも作成してくれて感謝です。

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 GMが用意した資料を見ながらPC作成。この資料はネットで拾ったらしく、大変出来が良いです。愛されてるTRPGなんだと感じます。

 僕はドワーフの戦士を作成。他のPLも魔術師や盗賊のPCを作成してます。特に奇を狙った訳ではない、スタンダードなパーティーが出来上がりました。

 さて、このTRPGはアイテム欄が色々細かい。食費はもちろん、パンツ1枚の値段まで決まってます。んでこれらは買わないと 持って無いものとして セッションする事になる。
 服を着るには、服を買わないといけません。そして全裸だと町に入れないとか、GMはビシバシと厳しい条件を言ってきます。

 それなら衣類一式そろえたいのですが、この衣類というのが意外に高い。そして僕たちは初期作成なのでお金がない。更に僕のPCは戦士なので武具に大金を投じなければならない。するとどうなるか?はい、鎧パンツマンになります。斧、盾、皮鎧、パンツ、毛布で身を包んだドワーフの戦士です。まんま蛮族で僕のテンションは上がりました。

「おで、せんし。にく、いっぱい、くう」

 訳の分からない片言をしゃべりながらセッションスタート。
 僕たち貧困冒険者は仕事を貰うべく、冒険者の宿に身を寄せてます。身を寄せてるけど宿代が無いので、このままだとすぐに強盗か食い逃げに早変わりしそうです。

 それは不味いので、天の助けかGMの采配か、冒険者達に依頼が来ます。
 依頼人は言います。依頼人は 炎の石もしくは像 なるアイテムを探してる。んでそれは、郊外に巣くってる亜人の盗賊団が所有しており、手段を選ばずに持って来いとの事です。
 僕達は依頼人に質問します。

「亜人どもをぶっころがすのは一向に構わないけど、僕たち三人で勝てるんですかね?」

 当たり前ですね。更にゲームのメタ的なことを言えば

「GM、このシナリオはダンジョンものですか?それとも潜入捜査ものですか?」

 となります。ダンジョンものはともかく、潜入調査は鎧パンツマン的には避けたいです。どー見ても調査には向きません。
 これに対して依頼人は、軽くキレながらこう言いました。

「知らん、あと依頼断ったら殺すからな。更に依頼失敗しても殺すからな」

 う、うおおーー!久々に来たぞ、久々に来たぞ。依頼断ると殺すマン。GM初心者が良くやる奴ですね。(ちょっとテンション上がりました)ちなみにこの依頼人は相当強いらしく、PC程度なら指先一つで爆発四散できるらしいです。

 そんなに強いならお前が行けよ、と思いましたが、それを口にすると爆発四散するので身を震わせながら依頼を引き受けます。
 依頼を引き受けたからと言って、そのまま盗賊団のアジトに突撃するのは尚早でしょう。僕達は酒場で盗賊団の情報を仕入れました。

「おっちゃん、郊外に住む亜人の盗賊団の噂知らない?」
「知らん」

 だいたい全員がこんな感じ。いや本当に。僕等は根気よく情報収集を試みましたが、全てが外れに終わりました。ダイスロールのチャンスさえありません。

 僕達は思いました。亜人の盗賊団は、本当に存在するのだろうか?
 だって全員が知らないのはおかしいでしょう。もしかしたら依頼人が盗賊団と思ってるだけで、本当はどこかの福祉団体の可能性もあります。それなら殺したりするのはやりたくありません。

 それと同時に、こうも思いました。

(……もしかしてGM、情報収集の想定をして無かったのかな?)



 こうなったら破れかぶれじゃ。殺しつくすぞの精神で盗賊団のアジトに強襲をかけます。番犬に襲われたり罠にかかったりしましたが、とりあえずボスエネミーらしき存在まで辿り着きました。

 それは炎の悪魔です。とても強そうです。とても強そうなので、僕等は今更ながら交渉を持ちかけます。

 僕らの依頼を思い出してください。炎の石の回収です。盗賊団の退治ではありません。だから無駄な戦闘は避け、血の出ないスマートな解決を試みたのです。もちろんタダで貰おうとか考えてません。さて、どんな交渉になるのやら……?
 だがボスは開口一番、こう言いました。

「うるせー、殺してやる」

 こいつ、依頼人みたいな事言いやがって。



 こうしてGM権限が発動して、強制的にボス戦が始まりました。冒険者も戦う覚悟を決めます。覚悟を決めましたが、三ターン目位で敗北しました。完敗です、良いとこなしでボロクソに負けました。

「あ”あ”--負けた!負けた!
 殺せ、こんな糞雑魚パンツマンなんて殺してしまえ!生まれてきてごめんなさいしてやる!!」

 既にPLは死亡ロールプレイに走ってます。クトゥルフ神話TRPG並みのテンションで死亡シーンを演出してまが、それに対してGMは待ったをかけました。……もしかしてここでの敗北は想定外だったのでしょうか?(強制戦闘なのに)
 炎の悪魔は、静かに言います。

「殺さないから早く帰れ」

 冒険者たちはビックリしました。な、なんて変わりようだ!悪魔らしく舌が二枚あるのか、それとも脳が二つあるのか、またはGMが依頼失敗をリカバリーすべくシナリオを再構築してるのか。それは誰にも分かりません。

 ともかくボスエネミーのお情けを貰い、耐久度1のままで冒険者は今後の相談します。このまま帰るか、それともダンジョンの探索を続けるか。

 悩んだ結果、帰ることにしました。耐久度1のままで罠のあるダンジョンを探索出来ません。確かにこのまま帰れば依頼人に殺されますが、どうせ一度死んだ身です。また死亡シーンの演出をすれば良いだけです。
 それに……PCはキリッとした顔で言います。

「依頼の失敗を報告するのも、仕事の内ですから」

 鎧パンツマンのくせにカッコいい事言いますね。



 こうして死を覚悟しながら、依頼人に報告をします。依頼失敗の、悲しい報告です。
 んで報告したら死亡シーンの演出を始めます。PLがお菓子を食べながら、GMの許可を取らずに勝手に始めます。

「ひ、ひー!殺さないでくれー!」
「ひでぶ!あべし!たわらば!ちんぽっぽ!」

 苦痛の声を叫んで体をウネウネさせてますが、幸いな事に依頼人による死の制裁はありませんでした。依頼人から小銭を渡されてシナリオ終了です。

 と言う訳でセッション終了。シナリオ失敗です。シナリオは失敗しましたが、とても楽しいセッションでした。死亡シーンの演出とか、貧窮シーンの演出とか、今までのセッションでは見られないシーンの連続で、とても新鮮でした。

 ちなみにGM曰く、ラスボス戦での敗北は想定外との事です。GMのテストプレイではPCが勝ったんですって。マジっすか、こっちは悪いダイス目は振ってないし、普通の戦えるPC作成したのに。もしかしてGMは僕らの倍近いPCを作成したんですかね?

 いえいえ、実はこういう事故は起きるものなのです。はい、僕もやった事があります。

 何せGMは劇的な演出をしようとするあまり、厳しめの戦闘を用意しがちです。そしてGMがするテスト戦闘というのは、PCが強く作られてる上に、常に最適の行動をして、またダイス目にも恵まれてるので、まず負ける事がありません。
 それを初めてのシステムで、PLが再現するのは不可能なのです。



 惨めな敗北を喫しましたが、それを払拭するかのようなロールプレイが楽しかったです。皆さん、ありがとうございました。また次回もよろしくお願いします。
 
 
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【ウォーハンマーTRPG】 流血の夜

 ウォーハンマーTRPGの新版でました。日本語版で出ました。
 4版です。2版が発売して3版をすっ飛ばして、長い期間を得てからの発売です。

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 じゃあ遊ぼう……と思ったんですが、このルールブックは恐ろしい事にサンプルシナリオが載ってません。GMもPLも一番求めてるのがシナリオだというのに、何て言う事でしょう!僕は暗く凄惨ながらも、どこか楽し気で誰もが成り上がれるウォーハンマーの世界で冒険がしたいのに。

 僕は悲しみのあまり混沌落ち一歩手前まで行きましたが、しかし神=シグマーは僕を見捨てませんでした。欲してるサンプルシナリオは、インターネットの公式HPで公開されてたのです。

【流血の夜】

 これは1987年に制作されたとても古いシナリオです。古い、旧ソードワールドより古いです。こんなのを令和の時代に遊んでいいんでしょうか?

 いいえ、遊びます。と言う訳でPC作成開始。


PC名:ロロ
種族:ハーフリング
職業:御者
異能:粘り強さ、鋭敏感覚:味覚、小柄、耐性:混沌、夜目、生来の戦士、運搬者

PC名:フェリックス
種族:人間
職業:盗賊
異能:逃走!、運命づけ、低姿勢、生来の戦士、スタミナ、両手利き


PC名:フラン
種族:人間
職業:魔女
異能:初歩魔術、運命づけ、分別、魅力的、射撃術、言語学

PC名:コンラッド
種族:人間
職業:無法者
異能:放浪者、運命づけ、分別、夜目、冷静沈着、貴族の血統


 出来上がったPC名と異能を見て、僕はコンラッドに目を付けました。

GM「こ、こんらっど!?(なんつーヤバい名前だ。ウォーハンマー的に)しかも異能に貴族の血統持ってるやん!これ狙ったの!?」

PL「??いいえ」

 ウォーハンマー初プレイのPLは首を振りました。

GM「た、たのむ!このPCをジルヴァニア出身にして欲しい!そうすると楽しいんだ!楽しいんだ!」

PL「あー……いいっすよ」

 興奮して同じことを言うGMにPLはOKを出しました。ありがてぇありがてぇ。

 と言う訳で、ヤバい地方から来たヤバいPCが出来上がりました。どんなヤバさかというと ウォーハンマー コンラッド で検索して下さい。吸血鬼ちっくな危ないミニチュアと出会えます。

 さてセッション開始!



以下。ネタバレあり。



以下。ネタバレあり。












 今回のシナリオを見て、僕は思いました。
 駄目だ、殺意が高すぎる。初期作成のPCが何とかなる相手じゃない。これは手を加えないと。

 例えば最初のイベント【狩り】。2体のビーストマンと4体のミュータントに襲われるって、これ死にますやん。いや技能テストに成功して逃げ切れれば戦闘になりませんが、そんなダイス目一発で死ぬようなイベントはやりたくありません。

 いやまてよ、だったら……僕は思いました。この技能テストは、運命点使ってでも成功させるイベンドで、それをPLに伝えたら良い訳です。伝えたなら、全滅するような敵をけしかけていいのだ。まて、それはおかしくないか?

 と言う、いきなりウォーハンマーチックな導入。人の命が安いとはいえ、最初の技能テスト失敗で死亡は僕達にはヘビーすぎます。どうしよ、どうしよ。

 ってな心配してたんですが、ハーフリングの御者が<操縦>の技能テストを華麗に成功させ、戦闘は起こりませんでした。はい、僕の悩み損です。

 そうしてPCは無事に『頭巾の男』亭にたどり着きます。

 さて夜も遅いのでこの宿で一晩過ごそうと思った訳ですが、実はここの宿の住人は悪人共に殺害されており、今はその悪人共がどんちゃん騒ぎしてます。んでそいつ等は悪人なので、宿に泊まろうとしてきてPC達を騙し討ちして殺してしまおうと考えてます。

 さて、ここからがGMの腕の見せ所。
 これから悪人達が宿の住人を装い、PCに騙し討ちを仕掛けます。ここでGMは適度に悪人の隙を出して、PLに怪しんで貰わないといけません。悪人に隙がなさすぎるとPLに不公平だし、隙だらけだと締まらないセッションになります。

 この適度という曖昧な塩梅……。難しいですが、同時に遣り甲斐があります。僕はフンスフンスと鼻を鳴らしました。

 そしてPCが宿に入って10分もせぬうちに、ハーフリングの御者はこう言いました。

「こいつ等怪しいから全員殺すぞ」

 僕はたまげました。本当にたまげました。んでたまげたまま戦闘に突入しました。
 あれれ?そんなに怪しかった?おかしいな、適度な隙を演じたはずなのに。どうしてこうなった?隙とはなんぞや。

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 と悩んでるうちに戦闘は終了。PCが敵を分断して、見事に各個撃破で勝利です。
 そして地下にある怪しい魔法陣を発見しますが、良く分からない物には触らないのが正しい対応なので、専門家に任せることにします。うん、ナイス。

 と言う訳でセッション終了。特に危ないシーンもなく無事に冒険を終えました。こうなると物足りないので、最初のビーストマンの襲撃を無理やり発生させたり……とかしてるとPCが簡単に死ぬのでやっては駄目です。

 一緒にセッションした皆さん、ありがとうございました。また次回もよろしくお願いします。


 


【新クトゥルフ神話TRPG】 殺人リスト 【アーカムのすべて】

我々のヒーローの前で次々と起こる一連の謎の事件は、一見互いに関係が無いように見える。
人間にとっても人間ならざる者にとっても同じように重要な、その動機を探ろうと探索者は努力を続ける。



 洋ゲーのシナリオは細かい時系列を作るのが好きだなぁ、でもその時系列が飛び飛びに書かれてるんで分かりづらいなぁ。
 んでその後はKP任せな展開になるんだけど、細かく作ってるんで任されたら大変。KPのミスからシナリオの矛盾点が作られたらPL混乱するもんね。

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 そんなシナリオ【殺人リスト】。二回丸読みしても分かりづらいシナリオでした。特にフレーバーで肉付けされてる文章がより分かりづらさに拍車を書けます。読むには楽しいけどシナリオには関係無い、いやこれ微妙に関係あるか?ああわがんな”い!ってなります。

 しかし困難なシナリオを回すほどKP魂が燃え上がる。今回もTRPG経験値を稼ぐため、そして何より楽しむ為に張り切ってセッションを行いたいと思います。






以下、ネタバレあり。

以下、ネタバレあり。





















KP「皆さん、相談なんですけどね。無理にはと言わないけどね。誰かPC1役やってみる気がある?楽しいよ、ホラーだよ」
PL「KP!嫌っす!」

 断れちゃった。探索者を殺人リストに加えてあげようと思ったけど、断れちゃった。前のシナリオ サイラス叔父の遺産 でPC1役の人が大変な目にあったからね。仕方ないね。

 さてシナリオの導入が弱いとブーブー言われながらも、探索者達はリチャードを探すためにキャンプ場を訪れます。しかしすでに警察が調査してるのに、探索者が調べて何か見つかるとはおもえない……と考えてしまうのは現代日本の話。
 当時のアメリカは夜警国家だの自由主義だの言われており、インフラや治安にかける税金は少めで質が悪いのです。それは嫌だなーと思いつつも、税金安そうで良いなーと今月貰った給料明細を見ながら僕は目に涙をためます。
 そんな訳だから、警察官は無能で役に立たない描写をします。警察官は仕事そっちのけで車の中で寝っ転がりながら、ドーナツ齧ってオナラしてます。とても有能そうには見えません。

 敵に回ったら厄介だけど味方になったら役に立たない警察官を尻目に、探索者は調査を開始します。そして超絶ビビりながらも、見事にヘンリーを掘り当てます。はい、魂こそはヘンリーですが、肉体はビジョップのとても悲しい人です。この人とんだトバッチリですよね。

 まともに話が出来ないヘンリーを保護したら、シナリオはミドルフェイズに入ります。探索者はこれから起こる連続殺人事件を、阻止しなければなりません。

 探索者は的確に調査をしました。アーカム歴史協会の協力を仰ぎ、ビジョップを封印した七名の子孫を見つけます。そして危険を伝えて無事に避難をさせます。ビジョップの連続殺人は3人で止まりました。そして、なんとなーんと!ビジョップより先に魔術書を見つけたのです。
 しかしこの魔術書、古典ギリシャ語で書かれてるため、探索者には読む事は出来ません。ですがすぐ近くに狂気の大学ミスかトニックがあるので、翻訳には問題なし。探索者はちょっと頭のおかしい教授に翻訳を頼み、ビジョップを封印する手段を知りました。バルザイの印ですね。

 バルザイの印を作るために、壊れた橋へ出向き川の中へもぐります。二日ほどかかりましたが、無事に印の図面を知り、見事バルザイの印を作成しました。これでビジョップに対する備えは万全です。

 いざ退治へ!向かうはビジョップの家……となったんですが、なったんですがね、

 僕はここで、非常に悩みました。シナリオの展開に、非常に悩みました。
 悩んだ結果、ビジョップは探索者と出会う前に、アーカムの町から逃げ出す事になりました。


 何故か?それはプレイヤー資料7の存在です。

 ビジョップには頼りになる友人がいて、彼にいつでも協力してもらえる(とビジョップは思ってる)訳です。
 んでビジョップですが、自分を封印した人の祖先を殺そうとしてます。してますが、なーぜか4人目から1人も殺せてないのです。それが一回くらいなら「留守かな?」ですむでしょうが、ここまで空振りが続くと流石に不安を覚えます。

 そして何より決定的だったのが、7人全ての家を回っても魔術書を見つけられなかった事です。ここでビジョップの疑惑は確信へと変わります。

 ビジョップは激怒すると同時に青ざめました。
 復讐の邪魔をしてる奴がいる!しかもそいつが先に魔術書を見つけた。そいつらは魔術書を使い、自分を封印するかもしない!

 ……ってな風に考えたんですね。そうなると彼は手づまりな訳です。ビジョップは調査しようにも、昔の人だし身を隠してるしで身動きが取れません。そうなると逃走するしか手が無い訳でして。

 でも、ただ逃走する訳ではありません。昔の友人(研究仲間)の力を借りて、再びアーカムへ戻ってこようと考えてます。そして憎き邪魔者を殺害し、魔術書を取り戻すのです!

 でも、それは別のシナリオの話。そもそも昔の友人がどうなってるかはシナリオに書かれてませんし、ビジョップが無事に友人の元へたどり着けるかも分かりません。もしかしたら車に撥ねられて散々な目に合ってるかもしれませんし。



 と言う訳でシナリオ終了。皆さん、有難うございました。

 何というかですね、一つのミスも無いのにスッキリしないエンディングになってすみません。でもこれは僕じゃなくてシナリオが悪いのです。

 たぶん。たぶん、きっとそう。

【SW2.5】 地図売りの盗賊

 古代遺跡の所有権は誰のもの?と言う冒険者の不文律に踏み込んだ画期的なシナリオ。今回はSW2.5でのセッションです。



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 今回のPCは3名。前衛2人、後衛1人という無難な編成でパーティーを組みます。たまには後衛3人とか全員グラスランナーとかおふざけしてみたい衝動に駆られますが、それでシナリオ崩壊したら嫌すぎるのでやっぱりしません。

 初期作成に 成長回数+2,経験値2500、所持金+2500 を足して作成。PCレベルは3~4が出来上がります。

==前衛==

PC名:ブッチャー・トールウッド
PL名:Yさん
種族:ドワーフ
技能:ファイター、バード
役割:殴られてる間に呪歌でダメージを与える。

PC名:シアン・トロント
PL名:Tさん
種族:ティエンス
技能:ライダー、スカウト
役割:本体がダウレス。

==後衛==

PC名:リテシア・フォーンシュタイン・イービルサン
PL名:一二三ん
種族:人間
技能:フェアリーテイマー、レンジャー
役割:精霊召喚しつつポーションを投げるヒーラー。なお元悪役令嬢という謎のキャラ付けをした。


 3名と少ないながらも、それなりにバランスは取れてる?でしょうか。んで僕こと一二三んは、悪役令嬢っぽい謎のロールプレイをしながらセッション開始します。

「ですわ!ですわ!令嬢ですわよ!んっほーーー!!」

 それはともかく。シナリオ開始と同時にPCの元へ、地図売りがやってきます。あれです、SW2.0のサンプルシナリオバルトゥーの屋敷に居た【探し屋・葉っぱのマイエル】みたいな奴です。古代遺跡の情報を冒険者に売る人です。

 所が今回の依頼者はがめつい奴でした。マイエルとはまるで違います。いや、そもそも地図売りや探し屋ですらありません。
 依頼の内容は以下のとおりです。

 私は魔動期文明時代の乗り物(小型のドラゴンフォートレス)を発見した。発見したが、防衛装置などが生きてると思い中へは入ってない。
 そこで冒険者は中へ入り、コア等の高価な魔動機を見つけて、それをそのまま自分に引き渡して欲しい。
 報酬だがこちらでは用意しない。遺跡の中に入れば何か金目のものがあるんじゃないかな?ただしそれが高価なものなら自分に引き渡すように。

 ↑と言うなかなかぶっ飛んだ依頼です。ええ?その遺跡はもうあんたの物に決定したの?と思いました。

 確かに古代遺跡の所有権は、最初の発見者になります。しかしルルブ1の366に書いてる通り、探索を許可した場合は別になります。つまり遺跡を発見しても自分で探索をせず他の冒険者に依頼する時点で、その所有権は探索する冒険者の物になります。

 ただし!上に書いたルールは不文律です。ぶっちゃけ正直に守る必要はありません。それに実際遺跡の中に大金がある考えると、発見者がその所有権を譲渡する事はまず無いと思われます。それに明文化されてないルールなんてのは破って当然なのです(お?)

 ルール破りされた冒険者は悔しさに歯ぎしりしますが、どうにも出来ません。それに対して地図売りは、さらに追い討ちをかけます。

 なお遺跡の場所が知りたければ、自分に情報代を払う事。もちろん遺跡の中に財宝がなくても、返金など受け付けない。

 なんとこの依頼者は遺跡の財宝を要求した挙句、地図代(情報料)をまで請求してきました。これは二重取りとかでではない、もっと邪悪な物です。

 嫌な依頼者ですね〜。こんな依頼は引き受けたくありません。だから冒険者たちは話し合いました。

「遺跡で価値のある物見つけても、それを馬鹿正直に渡す必要ないよね。依頼者は嫌な奴なんで、持ち逃げしちゃおうよ」

 とまぁこんな感じなのですが、それに対してGMが忠告をしてくれます。

「コア等は巨大な物なので、隠して運送することは不可能だ」
「またこの地図売りは盗賊ギルドと繋がっており、下手なことをすると報復される」

 ちなみにSW2.5での盗賊ギルドは本物の犯罪者組織です。旧SWとは違います。つまりこの地図売りは本物の罪人、もしくはそれに準ずる人間で、冒険者たちはますますやる気がなくなりました。

 もうこいつ殺しちゃおうか?と一二三んが思ったりしましたが、それではシナリオ崩壊になってしまします。せっかくの月一のセッションが台無しになるのが嫌なので、冒険者達はしぶしぶ情報料を払い、依頼を引き受ける事になりました。



 さて楽しい遺跡探索。冒険者は小型のドラゴンフォートレスに乗り込んでお宝を探します。

 するとコアを発見しました。ただし壊れてるので100万ガメルとは行きませんが、それでも10万ガメル以上はしそうなコアです。やった!……とはなりません。
 冒険者はお宝を目の前にして、歯を食いしばりました。これがあの嫌な依頼者に渡るのが我慢できないのです。だからこう考えました。

「腹いせにこのコアをぶち壊すか、マギテック協会に寄付しよう」

 おおっと!危険なシナリオ崩壊の匂いがしますね。このコアが依頼者に渡る事で新たなシナリオが開けるかもしれないのにね。とんでもないPLですね。一二三んはクズですね。
 ただその選択を選ぶののなら、GMに許可を取る必要があります。それが修槌会の、明文化されてないルールです。

 という訳で許可を取った冒険者は、そのコアをマギテック協会に寄付することになりました。冒険者はマギテック協会から感謝されて、少しばかりの報酬を受け取ることになりました。

 めでたしめでたし……?



 なお戦闘ですが、コアの番人であるバレンドルン(LV6、3部位)に敗北しました。三人パーティーでレベル差+2かつ3部位は厳しかったようです。同じLV6でもトロール位なら勝てそうですが、SWのエネミーレベルは当てにならないものです。

 という訳で敗北しましたが、GMの温情により勝ったことにさせてもらいました。やったね!



 今回はそんなセッションです。GMのMさん、ありがとうございました。
 僕は悪役令嬢が出来て楽しかったです。また次回も悪役令嬢やりたいです。んっほーーー!!


おしまい

【SW2.5】 蜘蛛は夜に来る

 修槌会でのTRPGセッションで嬉しい所。それはGM出来る人が複数居る所です。

 僕はTRPGが好きでGMもPLもやります。でも片方だけやってると、当然飽きが来ます。そんな時に相談できる人や頼める人が居るのって、とても幸せな環境だと思うのです。

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 今回のシステムはSW2.5。
 GMはTさん。
 レベル帯は10~11で開始。

 出来上がったPC達は以下になります。

=前衛組=

PC名:ガーライル
PL名:Yさん
種族:人間
技能:グラップラー(投げ)、エンハンサー

PC名:ワイバーン
PL名:Hさん
種族:リルドラケン
技能:ファイター(なぎ払い)、エンハンサー

=後衛組=

PC名:ジェリル
PL名:Mさん
種族:レプラカーン
技能:プリースト、セージ

PC名:アンドール
PL名:一二三ん
種族:人間
技能:コンジャラー、スカウト

 後衛組見てもわかるとおり、超バフな肉弾戦なパーティーです。魔法攻撃なんてありません。そんなものはテラスティア大陸に置いてきました。

 そんで今回のシナリオは、別府のボードゲーム店【ピース】で初心者用に作ったシナリオの流用との事。となればシティーアドベンチャーではなく、魔物退治やダンジョンシナリオだと思いますが、果たして……。



 はい、そうでした。アビスの迷宮へ挑むシナリオです。アルフレイム大陸に突然現れる厄介なアビス君は、みんなの嫌われ者の厄介者。見つけ次第破壊するに限ります。

 という訳でシナリオスタート。冒険者は前触れなく現れるアビスを破壊しに行きます。そっからはギミックあり、戦闘バランス良しのダンジョン物です。
 冒険者は、適度に悩みつつもしっかり解ける難易度のギミックを解き明かし、これまた適度に苦戦するエネミーと戦っていきます。ここら辺のバランス感覚はGMの手腕発揮ですね。僕なんかはシナリオ作ってるとき興奮しすぎて、ここら辺が微妙になってる事があります。

 今回の僕のPCですが、コンジャラーを使用しました。今までは脳筋大好きで前衛多めでしたが、たまには援護役をやってみたい時もあるのです。それに組んでみたいビルドもありました。
 それは ファストアクションとダブルキャストで初手4回バフをかける というビルドです。コンジャラーの魔法は敵の抵抗を抜かなくても良い(のが多い)ので、ダブルキャストのリスクが痛くありません。ランク半分と魔力-10がなんぼのものでしょう。

 先制は、指輪割ったり運命変転してでも必ず取ります。んでアイシクルウェポンとカンタマ、プロテⅡとアース・シールド(又はファナティ)をブッパします。ラスボス相手にはヘイストですね。

 これで仕事終了。あとはまったりアースヒール撃っときます。
 このゲームは言うまでもないですが、初手でブッパするのが強いです。前の班は魔法制御が強かったですが、今の版だとラスボスは欠片で抵抗あげるので、攻撃魔法の通りがそこまで良くないのですね。(また抜くほど魔力挙げるなら、サブ技能が取りづらい)それなら攻撃役は前衛に任せて、後衛は補助魔法オンリーで良いかなと思ってます。二丁マギシューも弱体化されましたしね。

 結果は、大幅に強化された前衛が暴れまわってくれました。なぎ払いと投げでどんな敵もぼこぼこりんの勇気りんりん。そうです、魔法攻撃なんていらなかったのです。ソードワールドという名前のゲームなので、みんなで剣振って大暴れしてればよいのです。肉弾戦サイコー!



 肉弾戦がオンリーが正しいかはともかく、久々のPL楽しかったです。GMのTさん、ありがとうございました。また機会があればぜひお願いします。
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