【トレイル・オブ・クトゥルー】 籠が開かれたら 【引き出しの中身】

 最近のお気に入りTRGPはトレイル・オブ・クトゥルーです。発売されたばかりで専用のシナリオは少ないですが、これはクトゥルー神話TRPGのシナリオをコンバート出来るのでシナリオには困りません。

 今回のシナリオは引き出しの中身様より【籠が開かれたら】を使用しました。上のサイトでは上質なシナリオがフリーで使用出来るので、何回も使用させてもらってます。

 PC作成の前に、今回のシナリオの導入に出てくるNPC 川原佳代子(女・21歳・メガネ)の説明をします。そして彼女との接点を考えてもらいます。

KP「接点以外にも、原川佳代子をPCとして参加する事は可能です。また川原の存在を消して、別の探索者で上書きしても大丈夫です」
PL「上書きってことは消えるんですよね」
KP「はい、消えます」
PL「うーん、この娘はメガネ掛けてるんで消すのは勿体ない」

 おお、なるほど。

PL1「ねぇ、川原佳代子の兄とかダメ?」
KP「面白いですね。いいっすよ」
PL2「じゃあ私は親戚で」
KP「いいっすよ」

 KPのいいっすよ連発で、川原家には親族が2名ほど増えました。
 出来たPCは以下になります、

PC名:川原 一輝(川原佳代子の兄)
年齢:26
職業:聖職者(仏教、なまぐさ)
動機:傲慢
PL:おろ

PC名:秦 明日香(川原佳代子の母方の親戚)
年齢:24
職業:軍人(自衛隊)
動機:冒険心
PL:みみみみ

PC名:山城 京介
年齢:25
職業:作家
動機:好奇心
PL:ヤス田

PC名:南原 純彦
年齢:52
職業:科学者
動機:功名心
PL:しだ







以下、ネタばれあり。











以下、ネタばれあり。














 川原佳代子の兄である一輝は、生臭坊主になりました。高潔な性格だと動きづらいというのが理由です。そして制作中に他PLのくだらんチャチャ等が入り、とてもヤバ目な探索者に仕上がりました。

 楽しいPCを作成して、プロローグ開始。

 シナリオ開始の季節は夏。生臭坊主である一輝は両親から電話を貰います。妹の佳代子が就職活動中に一輝の近くへ寄るので、面倒を見てやってほしいと頼まれます。一輝は二つ返事で引き受け、更に良いタイミングで他の探索者がやって来ます。

 全員合流。NPCの佳代子は兄以外の人たちを見て、開口一番、目に涙を浮かべてこう言いました。

佳代子「皆さん、兄が、いっつもご迷惑をおかけして、本当に、申し訳ありません……!」

 今回のシナリオは、妹の謝罪から始まりました。まだ何もしてない兄の一輝ですが、初期作成のPCの性格なんてライブ感覚で作られるのです。

明日香「やっほー佳代子ちゃん、明日香だよ。久しぶりー」
佳代子「?」
明日香「えーっと……親戚の明日香だよー」

KP(おっと、兄の存在感が凄すぎて親戚の明日香の設定忘れてた)

KP「佳代子はとても格好良くなった明日香にビックリしてますね。(これで誤魔化したれ)」

 そんな勢いのままセッションを開始。【6.少女を連れて】のシーンを開始させます。

KP「えーと少女の言う事には、一輝を訪ねて来たんだとか。んで一輝はこの少女を知ってます。徳見家のお嬢様ですね」

 NPCと舞台の詳細を説明し、シナリオを進めます。

一輝「よし、それなら徳見家にこの子を送ろう。みんなも付いて来てくれ。今の時期だと面白いお祭りやってるよ」
他PC「うっす」

 ここで本気になって拒否する人はうちのメンバーに居ません。居させません。
 こうして妹の佳代子を残して徳見家へ向かおうとしたのですが(GM曰く、NPCの役割は冷淡に処置するべし)しかし明日香が待ったをかけました。

明日香「連れていくのは11歳の女の子でしょ。PCは全員男ばかりなので、お世話役に佳代子を連れて行ってあげたいんですが」

 KPは、この申し出に、感動してます。なんて優しい提案なんだ。NPCを個人でなく舞台装置として扱ってた僕は目頭が熱くなりました。

 こうしてNPCの佳代子を加えた一同は、徳見家へ向かうことになりました。



 その前に、少女のお願いで遊園地へ行くイベントをはさみます。これはエンディングの演出に必要らしいので、KPは頑張ります。聞けPL共、オッサンKPの迫真のロリボイスを。かわいいか?かわいいだろ。かわいいと言え。

 間違いなくかわいいイベントを終え、いよいよシナリオの舞台である徳見家へ出発します。

DSC_0168.jpg

 【シーン8.籠祭りの夜】
 ここでもう一人の少女と会いますが、まだ何も情報が出てないのでPCはシナリオに身を任せます。

 【シーン9.徳見家の人々】
 少女を徳見家に引き渡し、シナリオ終了。みなさん、お疲れ様でした!

 ……と言うのは面白くないので、以後は自発的にPCに行動を起こしてもらいます。んで僕のプレイスタイルですが、こういう時はメタ的にPLと話すことが多いです。依頼はないけど、事件を解決してほしい。事件らしいものは起きてないけど、シナリオ解決のための動機を作って欲しい……てな具合です。

 と言う訳でPCは、徳見家の謎を探ることにしました。ここで帰るPLはうちのメンバーに居ません。居させません。そして動機としては、祖父の徳光を探すと言う事にしてもらいました。

 【10.集会所の資料室】、【11.川原俊光の家】、【12.籠の蔵】のシーンをこなして、徳見家の情報を集めます。その情報とは、徳見家の儀式のためにあの少女が生贄になると言う恐ろしいモノでした。これを阻止すべく、PCは深夜に儀式の舞台である島之池へ向かいます。

 時系列ですが、PCは徳見家より先に島へ上陸した事になりました。そうなると【15.ニョグタの部屋】での演出がおかしな事になってしまいます。(ここら辺はちょっと分かりにくかったです)
 なので総合性を合わせるために、PCのすぐ後に徳見家を島へ上陸させる事にしました。

KP「ほこらを進んでる君たちですが、背後から複数の足音が聞こえてきました」
PL「隠れて様子を見ます」

 KPに促され技能ロールを行います。判定は成功。PCは無事に隠れる事に成功しました。

KP「足音の主は徳見家の一味だね。ご夫婦に使用人3人に少女が2人の計7名です。んで奥様が行き止まりになってる壁に手をかざしたら、なんと壁が消えて通路が表れました。徳見家は通路を進んでいくよ」
PC1「もう我慢できないよ!さっさと殺そうぜ!」
PC2「少し待とうよ」

 血気を抑えてとりあえず様子見。なので【16.徳見家との対決】のシーンを開始します。ここまでくると流石に「なんかヤバそうな儀式やってんな」となります。これ以上の様子見は出来ないと判断し、PCは奇襲を仕掛ける事になりました。奇襲の対象は、儀式を行ってる奥様です。

KP「うん……そうなるよね。真っ先に魔女っぽいのを狙うよね。しかもこの奇襲は成功する可能性は高いよね」

 KPは困りました。何故ならシナリオには、こう書かれてます。

キーパーは徳見幸恵1をなんとしてでも洞窟の外まで逃がしてください。

 KPの権限を使えばそれは可能です。もっともらしい説明も、付け加えられます。
 しかし、とKPは思います。シナリオに沿うことも大事ですが、それと同じくらいPLの意思や行動を尊重したいです。PLは自分達の立てた作戦で、悪い魔女を背後からグッサリやりたいのです。背後からグッサリ→作戦成功→ハッピーエンド。これはとても気持ちが良いに違いありません。

KP「(ええい、TRPGはナマモノだ。ここで魔女が死んでもアドリブで何とかしちゃる)」

 KPは決意しました。シナリオの意に反して、ダイスの結果次第で魔女を殺してもいい事にしました。しかしこの判断が、のちに恐ろしい事態を招くのです。



 結果、PCの奇襲は成功し、魔女は応戦する間もなく気絶しました。それと同時に使用人達の動きが止まります。使用人はゾンビであり、魔女の奥様が命令せねば動かなくなる……と言う事にしました。

PC「よっしゃ!大将の魔女を気絶させたぞ!あとは夫だけだな!」

 PCは鼻息荒く夫に襲い掛かろうとします。しかし夫は戦闘の意思はありません。それは何故か?KPは説明します。

KP「夫はこの状況を絶望的だと判断してます。自分1人で武器持ちの4人にはまず勝てない。そして自分が負けたら、妻である魔女が助かる事はない。それならばと別の可能性にかけます」

 夫はPC達に言いました。自分達の仲間になる気は無いか?と。何と夫はPC達を勧誘して来たのです。魅惑的な報酬を約束しますが、それに乗るPCではありません。勧誘を拒否して夫を殺そうとします……ただし、一名を覗いて。

PC2「うーん、これもしかしたら改心する可能性は無いかな?だって残された少女、娘の事を考えれば、簡単に殺す気にはなれないよ。夫婦は改心して、娘と一緒に仲良く暮らしていくのが一番のハッピーエンドだと思う」

 おお、なんて優しいんだ。KPは感動しました。KPの心がジーン、ホワホワとしたので、こりゃ改心ENDもありかなと思い始めました。
 いや無理だ。KPは首を横に振ります。このNPCが改心するなんてありえない。生かして置いたらまた悪さをする。このNPCは、そういう設定に作られてるのだ。

 夫の処置をめぐり、PLは話し合いを始めました。その結果、この夫婦、特に魔女が改心するのは無理だと判断しました。その理由はゾンビ達です。このような残酷な方法を取る魔女は、もう手遅れだと判断しました。

KP「ええと、勧誘を拒否するんだね。そうすると夫は刀で切腹しようとします。奥様、お供しますと言いながらね」

 しかしここでKPの意地悪が発動します。なんと二人の娘が夫に抱き着いたのです。お父さん、お母さん、死なないでーと言いながら抱き着いたのです。

PC「うわ、何でそんな事すんの?」

 理由は三つ。

1.そうなるのが自然だから。
2.KPが楽しいから。
3.もひとつおまけに、KPが性的に興奮するから。


KP「いいですか皆さん!この娘達はね、君達がお母さんを殺そうとしたのを見てますよ。いきなり背後から襲い掛かって、凶器で滅多打ちにしたのをね!そしてお父さんまで殺そうとしてるのも知ってます!(正確には違うけどまぁいいや)」

 はい、そうなんです。ここで魔女を倒したら、とても面倒臭くなるのです。【イベント17.解き放たれた神】が無くなるだけはありません。こんな純粋な少女達の目の前で、両親を殺害する羽目になるのです。

 とは言っても、この夫婦を生かす事は出来ません。PCは泣き叫ぶ少女たちを無視して、夫に自害を進めました。はよしね。

 夫は娘達の前で、刀を鳩尾に突き立てます。そして苦痛に顔をゆがめながら、刀でお腹を十字に切り裂きます。それは見事な切腹でした。

 泣き叫ぶ少女達を横目に【18.元の姿に】を始めます。2人のうち、1人の少女の姿が消えていきます。KPは消えゆく少女を演じながら、シナリオに書かれてるセリフを読み上げます。

KP「ええと、消えゆく少女は言います。
『私はいなくなって、あなただけになってしまう。あなたが本当の私みたいだから……けど、私とあなたは同じじゃない。私は一輝さん達と 一緒にいっぱい楽しいところで遊んで……』

 あれ?なんか今の状況と違うぞ。このセリフが今の場に相応しいか?目の前で両親が死んだんだぞ。KPしっかりしろ!シナリオの棒読みはやめろ!
 とは言えここで恨み言のセリフを言わせるほど、KPの心臓は強くありません。アドリブ好きなくせに狼狽えやすいのが、一二三んというKPなのです。



 最後のイベント【19.大円満】を終えてセッション終了。……大円満?いや、これは間違いなく大円満。みなさん、ありがとうございました。

 感想ですが、各所にPLの優しさが感じられた素敵なセッションだと思いました。少女の為にNPCの佳代子を連れて行ったり、夫婦を助けようとしたり。最後はまぁ、あんな感じになりましたが、TRPGはナマモノだと言う事で一つ勘弁をお願いします。

 ちなみに僕個人の考えですが、強制的にシナリオに這わせるより、PCの判断でシナリオが作られる方が素敵だと思います。もちろんそれは一つ間違えば大惨事を引き起こしかねない、危険な考え方です。しかし勝手知ったる仲間同士、僕達なら大丈夫です。

 みなさん、また次回もよろしくお願いします。
 
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【トレイル・オブ・クトゥルー】 世界を見た男 【クトゥルフ2020】

 久々のTRPGセッション。なぜ久々かというと、お仕事がめっちゃ忙しかったからです。どこかに働かないで済むだけの大金が落ちてないもんですかね?

 大金は見つからないけど、夢と感動は身近にあります。そう、TRPGで体験できます。

 と言う訳でクトゥルフ2020から 【世界を見た男】 を使用。これでクトゥルフ2020からは3本目のシナリオになります。すでに半分近く消化してますが、どれもこれも面白いものばかりです。
 あ、使用するシステムはトレイル・オブ・クトゥルーです。



PC作成の前にKPはPLにシナリオの概要を説明します。

KP「今回のシナリオの導入にはNPCの古川千秋(21)が関わってきます。なので彼女と接点を組みやすいPCがお勧めですよ」

 と言って出来上がった探索者が以下になります。

PC名:橘 朔也
年齢:22
職業:作家
動機:好奇心
PL:みぷ

PC名:ドグ ホワイマン
年齢:19
職業:超心理学者
動機:研究心
PL:おぽん

PC名:明石 ストライド
年齢:37
職業:医師
動機:退屈
PL:つだし

PC名:村上 京介
年齢:28
職業:考古学者
動機:好奇心
PL:やすまだけ







以下、ネタバレあり。







以下、ネタバレあり。
















 最初のイベント『栗原の焼身自殺』は、PC考古学者の活躍により阻止されました。本来このイベントはショッキングなシーン演出のため強制的に起こるはずでしたが、複数の技能を使って阻止できるようにKP(僕)が流れで変更しました。
 せっかくロールで判定に成功しても

KP[あ、実は意味ないんすよ。残念ですねあなたの目の前で女性が火達磨になりました(キャッキャ」

 というのは好きでないからです。その結果、考古学者は見事なキックで栗原のライターを蹴り飛ばし、彼女の焼身自殺を阻止します。かっけー!

 ショッキングなシーンよりかっけーロールプレイを見たい僕は大いに満足して、次のシーンに移ります。今度は古川を助けるために、冷泉のアトリエを探すのです。

 んで探索者たちは、いの一番に冷泉のアトリエを探します。悠長に情報収集なんてしません。だって人命がかかってる訳ですからね。そりゃそうです。

KP(うーん、冷泉の過去を探ったり大学行ったり図書館行ったりしないのね。そりゃ当たり前か)

 探索者たちは古川の両親から冷泉の名刺をゲットして、すぐさま冷泉のアトリエに乗り込みます。その行動の早いこと早いこと。なんて頼もしい探索者たちなのでしょうか。

KP「それでは冷泉のアトリエのマップを出します。さて、どこから行きましょうか?」
PC「2階のアトリエでしょう。そこに古川さんが居る可能性が高い」

 ごもっとも。家探しなんてしないよね。最短距離でラストシーンに突入ですね。

 という訳でラストシーンの始まりです。

 あと思うのですが、緊迫感を演出するシナリオってドキドキして楽しいのですよね。NPCの身に危険が迫ったりとか、まさに今回みたいなシナリオです。
 んで楽しいですが速攻での解決を目指すあまり、なんかシナリオ製作者が意図したストーリー進行とは違う事になったりしてないか不安です。政策者はもっと情報を集めて欲しかったのではないかと思います。(最初のイベントの焼身自殺を防いだ僕が言うのもなんですが)

 とはいえTRPGは生ものです。PCが動かなくなったり暴走しない限りは、そのままの流れで進める方がいいと思います。そしては、世界に一つだけのとても素敵なセッションになる筈です。



 こうして探索者たちの獅子奮迅の活躍により、無事に事件は解決されました。最後はダオロスの眼球を破壊してハッピーエンドです。

KP「(シナリオ読みながら)こうして盲目に戻った冷泉ですが、それでも絵への情熱を持ち続けます。そして絵を描き続けるのですが、それは以前のような退屈で平凡な絵ばかりです。こうして彼は世間から忘れられて行きます」
PL「ちょっとまって。目が見えないのに前と同じ絵を描けるってすごくね?」

KP「あっ……」
 棒読みのKP、迫真の気づき。

PL「まぁ冷泉はPCの病院に閉じ込めるけどね」
KP「はい、鉄格子の病室で冷泉は幸せに暮らしましたとさ」

 おしまい。めでたしめでたし。

【トレイル・オブ・クトゥルー】 ツチクワの嫁 【クトゥルフ2020】

 今回もまた新クトゥルフTRPGのシナリオを、トレイル・オブ・クトゥルーにコンバートしてセッションします。

 最近コレ多いです。新版クトゥルフでなくトレイルで遊ぶ事が多いです。どういう事かと言うと、もう探索者がエクストリームの一撃で殺されるのを見るのは嫌なんです。
 僕は基本オープンダイスな奴ですし、探索者の都合が悪いからと言ってダイス目を変えるのは微妙な空気になるので嫌なのです。

 敵の攻撃!コロコロ……グサッ!(エクストリーム)
 探索者死!即死!

僕KP「あ、あ、ごめんね。ダイス目が走って愛着のある探索者を一瞬で殺してごめんね。サンプルシナリオ君は悪い奴だね。悪いと思うから、このダイス目無かったことにするね」

PL「いや、まぁ……そーゆールールなんで別にいいですよ。


……はぁぁーー」

 気まずね。気まずいったらありゃしない。あまりにも気まずいので、僕は安心安全なトレイル・オブ・クトゥルーで遊ぶのです。

 今回のシナリオはクトゥルフ2020から 【ツチクワの嫁】 を使用します。
 これもまた前回の【眠らぬ街の白い顔たち】同様良いシナリオです。プロの作った良質なシナリオが遊べるのはとてもありがたい。これからもドンドン出してほしいです。もちろん買います。

↓今回使用する探索者たち

PC名:愛染マコト
PL:ミキプ
職業:芸術家
動機:好奇心

PC名:ばんじ ともひろ
PL:M
職業:刑事
動機:義務

PC名:森部 誠次郎
PL:Y
職業:作家
動機:好奇心

PC名:霧崎 幻(げん)
PL:オロTん
職業:犯罪者
動機:傲慢





以下、ネタバレあり。







以下、ネタバレあり。
























 ええと、今回のセッションなんですが……。何事もなくキレーにハッピーエンドを迎えました。面白イベントやリアル発狂は無しです。

 最初のイベントでは現場周辺の聞き込みをせず、いきなりラストの村へ行きました。だからと言ってペナルティーがあったり困ることはありません。調べない事によってNPCの心情等が分からなかったりしますが、それはクリア条件とか関係ありません。敵がインクで出来ており、水等が弱点と分かればそれで良いのです。敵NPCは何やったって助かりませんし。

 最後はラスボスを高圧洗浄機で吹き飛ばして終了。村人は無事解放されて何事もなし。おしまい。
 いや、本当におしまいなんです。ハッピーエンドです。超ハッピーエンドです。

 こうして文章に直すとずいぶんと短く感じますが、セッション自体は4時間ほどかかりました。だから淡泊に見えても、PLはキャッキャと楽しい時間を過ごしてたのです。素敵ですね。良いですね、荒れるよりはよっぽど良いです。

 ただ欲を言えば、とち狂ったPCの行動も見てみたかったりもします。そう言ったサプライズもTRPGの魅力ですしね。(ここで言うとち狂った行動と言うのは、GMとPLの間で意思疎通及び信頼関係がしっかりとできてる前提で言ってます。クローズドなサークルでの醍醐味ですね。



 と言う訳で今回のシナリオ ツチクワの嫁 は無事終了。みなさん、ありがとうございました。次回もゆるく楽しくやりましょう。

【トレイル・オブ・クトゥルー】 眠らぬ街の白い顔たち 【クトゥルフ2020】

 今回もまた新クトゥルフTRPGのシナリオを、トレイル・オブ・クトゥルーにコンバートしてセッションします。

 巷では新クトゥルフTRPGが流行りに流行ってます。TRPGと言えばこれしれかやった事のない人もいる位です。それに比べればトレイル・オブ・クトゥルーは知ってる人は少ないですね。同じクトゥルフを題材にてても、知名度に雲泥の差があります。

 しかしですよ、僕は新クトゥルフより、トレイル・オブ・クトゥルーの方が好きです。その理由は幾つかありますが

簡単で奥深い

 なのが理由です。ホラーなTRPGなら機転と会話に趣を置いて、ルールはシンプルな方が良い。キャラクターシートをガン見してPCビルドしながら戦闘の事ばかり考えるTRPGとは、別物であって欲しいです。

 ……とは言いつつ僕がPLだと、戦闘狂のPCを作成して、かつ戦闘で解決したがる節があります。僕の頭はダメみたいです。

僕「こんなNPCにヘーコラする事ないよ。背中から刺せば解決するよ」

 うわー初心者KPが硬直しそうなこと言いますね。ダメですねこれは。みなさん、こんなPLにならないよう注意してくださいね。

 という注意をしながらセッション開始します。

 今回のシナリオは現代日本の歌舞伎町を舞台にした、シティーアドベンチャーです。クローズドではありません。PLには自主的に行動しなければ詰むシナリオです。そういうのは楽しいですね

 サクッとキャラ作成。いや本当にサクッと出来るのです。

PC名:蛇蔵 翔太
PL:Hさん
職業:海軍
動機:義務感

PC名:華原 岬
PL:ミキプさん
職業:看護師
動機:義務感

PC名:芦田 健一
PL:Yさん
職業:精神科医
動機:好奇心

PC名:五味 益男
PL:Mさん
職業:記者
動機:

PC名:生良 良一
PL:Tさん
職業:作家
動機:好奇心







以下、ネタバレあり。







以下、ネタバレあり。


















 探索者達は家出した少女を探しに、歌舞伎町にある占いの館へやって来ました。んで重要そうなNPCの名前を手に入れて、調査範囲を広げようとした矢先の出来事。

宣伝「3000円!3000円!3000円がもらえる!ハロウィーンの夜に3000円がもらえる!」

 街中を走る広告宣伝車から、こんな宣伝が流れます。

 ここで探索者達は気づきます。あれ、これって時間制限あるよね。時間内に何とかしないと、とんでもない事になるぞ。行動、とにかく行動。行動あるべし。もう寝る暇もないぞ。

 僕は思いました。まぁ、そうなるよね……。しかし探索者がどんなに頑張っても、 ハロウィーンの16時にならないと最後のイベントは起きないのです。
 その時間までは、多くの用心棒共が事務所に居り、探索者たちはどうにも出来ません。こいつ等をどーにかするなら、もうロケットランチャーをぶっ放すくらいしか方法がありません。

(PLは早めに事件を解決しようとしている。でもそれは報われない。悲しいなぁ) 

 僕は悲しみながらセッションを進めました。



 歌舞伎町に蔓延する怪しいお茶 ローワティーの 調査の為、探索者たちは作成元の会社を訪れました。雑居ビルの中に事務所を構えており、記者が取材を装って訪れます。
 この取材で、怪しいローワティーの正体を突き止めるのです。

記者「御社の取材をさせて下さい。ローワティーの記事を作りたいのです」
社員「いいですよ。ローワティーは飲んだことありますか?」
記者「いいえ、ありません」
社員「それなら今から飲みましょう。どうぞ」
記者「いやです」
社員「なにしにきたの!」


 こんな楽しいやり取りで不信感を持たれ、ああまずいとなり、もう勢いのままローワティーを飲みます。飲まされます。おめでとう、これで良くない事が起きるよ。

 白い少女に追われながら、探索者たちはスナック紅葵を訪れます。

 時間は朝です、店は開いてません。しかし店が開くまで待つ時間はないので、正面玄関からチャイムを押して入ろうとします。

記者「記者でーす、取材させてくださーい」

 ワイドショー記者並みの強引取材ですね。しかし世の中には、記者という存在を厄介に思ってる人も存在します。
 今回の紅葵がまさにそれでした。家の中にはバケモノになった末永がいるので、取材なんて受けるはずがありません。紅葵の経営者アオイは、居留守を使ってやりすごそうとします。
 しかし探索者たちは居留守を見抜き、玄関のカギを開けて強引に中へ入ろうとします。アオイは狼狽え暴れますが、そこは威圧の技能で押さえつけることに成功。そしてバケモノになった末永から情報を集め、この事件の真相を知ります。

 さて後はローワ事務所に乗り込むだけ……。今は大体昼位ですね。時間的に乗り込めません。でもそれは面倒臭いので、KP権限を発動させてすぐにイベントを起こします。これで事務所に乗り込めますね。

 さて、こうして無事に事件を解決しました。悪い奴は倒され、囚われたヒロインは無事に救助されます。ただ白い髑髏を持ってた記者だけは、何か予感の残るエンディングになってしまいました。でも一人くらいはそう言うの欲しいですよね。



 と言う訳で無事にシナリオ終了。一緒にプレイした皆さん、有難うございました。また次回もよろしくお願いします。

【トレイル・オブ・クトゥルー】 杉山屋敷怪異譚 改訂版 【引き出しの中身】

 今回はクトゥルフ神話TRPGのシナリオ 【杉山屋敷怪異譚】をプレイします。ただしシステムはトレイル・オブ・クトゥルーで行います。

DSC_0035.jpg

 クトゥルフ神話TRPGとトレイル・オブ・クトゥルーは互換性は高く、お互いのシナリオをコンバートして遊べます。そのやり方もルルブに載ってます。
 今回のシナリオはネットで無料公開されてある……かつプロの作家が書いてある、とても素晴らしいシナリオです。

引き出しの中身 様

 僕自身は『上質なシナリオは基本ルールブックより価値がある』と思ってる人間なんで、本当に助かります。

 前回のシナリオ キングズベリーの怪異 では難解な文章に頭を悩まされました。いや本当に分かりにくかった。イギリス人め。
 でも今回のシナリオでは、そんな事はありません。面白い以外にも、分かりやすく書かれてます。分かりやすいのはとても良い事です。幸せです。

 と、幸せを感じながらPC作成。

PC名:辰巳洋介
PL:T
職業:考古学者
動機:好奇心

PC名:矢島 久三
PL:M
職業:犯罪者
動機:不運

PC名:高橋 透
PL:H
職業:医師
動機:友情







 

以下、ネタバレあり。


以下、ネタバレあり。

















 PC作成の前に……。
 今回のシナリオで有効になるであろう技能の告知。及び場合によっては戦闘が発生する可能性がある。そんな説明をしてる時でした。

PL「拳銃欲しい!拳銃欲しい!暴力が全てを解決するんだ。それは現代日本シナリオでも変わらないのだ」
KP「違法な武器が欲しいなら<裏社会>等の相応しい技能を持って下さい。また自身のPCがソレを持ち歩く理由づけもお願いします。そして沢山撃って下さいね」
PL「やったお!」

 PC作成は明るく楽しくがモットー。楽しんでるようで何よりです。

KP「ただし違法な武器を使用する場合は注意を払ってくださいね。舞台は現代日本なので、場合によってはリスクがあります」
PL「バッキュン!バッキュン!」

 僕は これは是非とも街中で発砲してほしいな と思いました。PCがピンチになると僕は興奮するタチなんです。しかもそれがPC自身のロールプレイによって引き起こされたなれば猶更です。

 街中での発砲はありませんでしたが、似たような事件は起こりました。何かというと、PCが違法行為を行って、NPCに不信感を持たれる様な事件です。

 それはイベント 9.深夜の悲鳴 での出来事です。

 佐藤の部屋から悲鳴が聞こえ、探索者とNPCはドアを開けようとします。しかし鍵がかかっており、開けられません。

考古学者「じゃあ、体当たりでぶち破りますね」
犯罪者「待って下さい、鍵開け技能を使います」

!?

KP「えっと、この場合の鍵開け技能ってのは、ピッキングの事だよ。ほら、ソードワールドで盗賊道具でやる開錠と同じやつね。人前で、それやりたいの?ここはアレクラスト大陸でもラクシアでもない、現代日本よ。しかも君は、堅気の職業を偽ってるんだよ」

 犯罪者の表の職業は医師(PC)の部下となってます。なお上司の医師も、犯罪行為に手を染めてる医師(闇医者)です。

KP「ピッキングは、お医者さんが使う技能ではないけど、いいの?」
犯罪者「緊急事態なんですよ!」
考古学者「いや、扉蹴破ればいいやん。つーかそれをNPCが見てる前でやっちゃあかんやろ」

 とは言われても犯罪者の決意は固く、鍵開けを開始します。彼は皆が見てる中でカバンからピッキングツールを取り出し、それを鍵穴に差し込みました。これには一同ビックリ。

NPC金谷「き、きみ。これはニュースでお目にかかる、泥棒の道具かね?何てものを持ち歩いてるんだ」
犯罪者「趣味ですけど?つーか違法行為には興味ありませんが」
NPC藤田「めっちゃワロスww」 

 犯罪者の上司である医師にも、質問が飛びます。

医師「いや、知らない。彼とは仕事上の付き合いしかない、他人だ。無関係だ」

 犯罪者は人助けのために必死です。しかしPC達は誰一人彼をフォローしません。そしてNPCの不信感が高まってます。

 KPはとても楽しくなりました。

犯罪者「緊急事態なんですよ!何で不信感を持たれるんですか!?」

 僕は 普通 という言葉はよく分かりません。しかしこのNPCの反応は、ごく普通だと思います。

犯罪者「……もしかして俺、またやっちゃいました?」

 またと言わず、どんどんやってほしい。僕はそれを拾いますんで。はい。



 せっかく取得したものは使いたい。使用して誇示したい。それは技能でも拳銃でも。
 だからでしょうか。武装したPCが武力行使を……拳銃を使用するのは必然でした。

 拳銃を使用したシーンは 12,消えた女主人と残った客 です。

 PC達は杉山に不信感を覚え、今後の対応を話し合いました。そこに二人のNPCが提案をしてきます。

 NPC金谷は、外へ出て杉山を探そうと提案しました。
 NPC藤田は、屋敷の中へ残ろうとしました。(なお色仕掛けは失敗しました)

 PCは悩みます。悩んだ結果、考古学者と医師が金谷と一緒に外へ行き、血の気の多い犯罪者は藤田を監視することにしました。
 分散してるけどいいんですかね?うーん、きっと武器の存在が気を大きくしたのでしょう。

 1人になったと思った藤田は、不審な行動を開始します。犯罪者はそれを尾行しようとしますが、ダイス目が悪く尾行に失敗。犯罪者は藤田に、銃撃を受ける事になります。

 犯罪者も拳銃で撃ち返しますが、ここでもダイス目が悪く撃ち合いに負けます。犯罪者は悲鳴を上げて二階の窓から飛び降り外へ逃げ出しますが、着地に失敗して無様に転がってしまいます。そこに藤田の追い撃ち、追い射撃、無慈悲な銃撃。

 哀れ犯罪者は、穴だらけになってしまいます。でもまだ死んでません。

KP(トレイル・オブ・クトゥルーのPCはしぶといな。クトゥルフ神話TRPGだったらとっくに死んでるのに)

 銃声を聞いた金谷も行動を開始します。一緒に行動してるPC二人に襲い掛かりますが、多勢に無勢。無様に返り討ちにあいます。
 PC二人はその勢いに乗って、ついでに藤田もやっつけます。おお、アクション満載。これがガムシューか。



 こうしてPC達は無事に事件を解決しました。美しい朝焼けを見ながら、残骸となった杉山屋敷に思いを寄せてセッション終了。一緒にプレイした皆さん、ありがとうございました。
 
 あと、シナリオに沿う形での犯罪者プレイは楽しいですね。僕もやってみたいです。
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