修槌会では初のT&Tです。僕はPLで参加します。
T&T、とても有名なTRPGですよね。一度は遊んでみたいシステムでした。GMさん、ありがとうございます。シナリオも作成してくれて感謝です。

GMが用意した資料を見ながらPC作成。この資料はネットで拾ったらしく、大変出来が良いです。愛されてるTRPGなんだと感じます。
僕はドワーフの戦士を作成。他のPLも魔術師や盗賊のPCを作成してます。特に奇を狙った訳ではない、スタンダードなパーティーが出来上がりました。
さて、このTRPGはアイテム欄が色々細かい。食費はもちろん、パンツ1枚の値段まで決まってます。んでこれらは買わないと 持って無いものとして セッションする事になる。
服を着るには、服を買わないといけません。そして全裸だと町に入れないとか、GMはビシバシと厳しい条件を言ってきます。
それなら衣類一式そろえたいのですが、この衣類というのが意外に高い。そして僕たちは初期作成なのでお金がない。更に僕のPCは戦士なので武具に大金を投じなければならない。するとどうなるか?はい、鎧パンツマンになります。斧、盾、皮鎧、パンツ、毛布で身を包んだドワーフの戦士です。まんま蛮族で僕のテンションは上がりました。
「おで、せんし。にく、いっぱい、くう」
訳の分からない片言をしゃべりながらセッションスタート。
僕たち貧困冒険者は仕事を貰うべく、冒険者の宿に身を寄せてます。身を寄せてるけど宿代が無いので、このままだとすぐに強盗か食い逃げに早変わりしそうです。
それは不味いので、天の助けかGMの采配か、冒険者達に依頼が来ます。
依頼人は言います。依頼人は 炎の石もしくは像 なるアイテムを探してる。んでそれは、郊外に巣くってる亜人の盗賊団が所有しており、手段を選ばずに持って来いとの事です。
僕達は依頼人に質問します。
「亜人どもをぶっころがすのは一向に構わないけど、僕たち三人で勝てるんですかね?」
当たり前ですね。更にゲームのメタ的なことを言えば
「GM、このシナリオはダンジョンものですか?それとも潜入捜査ものですか?」
となります。ダンジョンものはともかく、潜入調査は鎧パンツマン的には避けたいです。どー見ても調査には向きません。
これに対して依頼人は、軽くキレながらこう言いました。
「知らん、あと依頼断ったら殺すからな。更に依頼失敗しても殺すからな」
う、うおおーー!久々に来たぞ、久々に来たぞ。依頼断ると殺すマン。GM初心者が良くやる奴ですね。(ちょっとテンション上がりました)ちなみにこの依頼人は相当強いらしく、PC程度なら指先一つで爆発四散できるらしいです。
そんなに強いならお前が行けよ、と思いましたが、それを口にすると爆発四散するので身を震わせながら依頼を引き受けます。
依頼を引き受けたからと言って、そのまま盗賊団のアジトに突撃するのは尚早でしょう。僕達は酒場で盗賊団の情報を仕入れました。
「おっちゃん、郊外に住む亜人の盗賊団の噂知らない?」
「知らん」
だいたい全員がこんな感じ。いや本当に。僕等は根気よく情報収集を試みましたが、全てが外れに終わりました。ダイスロールのチャンスさえありません。
僕達は思いました。亜人の盗賊団は、本当に存在するのだろうか?
だって全員が知らないのはおかしいでしょう。もしかしたら依頼人が盗賊団と思ってるだけで、本当はどこかの福祉団体の可能性もあります。それなら殺したりするのはやりたくありません。
それと同時に、こうも思いました。
(……もしかしてGM、情報収集の想定をして無かったのかな?)
こうなったら破れかぶれじゃ。殺しつくすぞの精神で盗賊団のアジトに強襲をかけます。番犬に襲われたり罠にかかったりしましたが、とりあえずボスエネミーらしき存在まで辿り着きました。
それは炎の悪魔です。とても強そうです。とても強そうなので、僕等は今更ながら交渉を持ちかけます。
僕らの依頼を思い出してください。炎の石の回収です。盗賊団の退治ではありません。だから無駄な戦闘は避け、血の出ないスマートな解決を試みたのです。もちろんタダで貰おうとか考えてません。さて、どんな交渉になるのやら……?
だがボスは開口一番、こう言いました。
「うるせー、殺してやる」
こいつ、依頼人みたいな事言いやがって。
こうしてGM権限が発動して、強制的にボス戦が始まりました。冒険者も戦う覚悟を決めます。覚悟を決めましたが、三ターン目位で敗北しました。完敗です、良いとこなしでボロクソに負けました。
「あ”あ”--負けた!負けた!
殺せ、こんな糞雑魚パンツマンなんて殺してしまえ!生まれてきてごめんなさいしてやる!!」
既にPLは死亡ロールプレイに走ってます。クトゥルフ神話TRPG並みのテンションで死亡シーンを演出してまが、それに対してGMは待ったをかけました。……もしかしてここでの敗北は想定外だったのでしょうか?(強制戦闘なのに)
炎の悪魔は、静かに言います。
「殺さないから早く帰れ」
冒険者たちはビックリしました。な、なんて変わりようだ!悪魔らしく舌が二枚あるのか、それとも脳が二つあるのか、またはGMが依頼失敗をリカバリーすべくシナリオを再構築してるのか。それは誰にも分かりません。
ともかくボスエネミーのお情けを貰い、耐久度1のままで冒険者は今後の相談します。このまま帰るか、それともダンジョンの探索を続けるか。
悩んだ結果、帰ることにしました。耐久度1のままで罠のあるダンジョンを探索出来ません。確かにこのまま帰れば依頼人に殺されますが、どうせ一度死んだ身です。また死亡シーンの演出をすれば良いだけです。
それに……PCはキリッとした顔で言います。
「依頼の失敗を報告するのも、仕事の内ですから」
鎧パンツマンのくせにカッコいい事言いますね。
こうして死を覚悟しながら、依頼人に報告をします。依頼失敗の、悲しい報告です。
んで報告したら死亡シーンの演出を始めます。PLがお菓子を食べながら、GMの許可を取らずに勝手に始めます。
「ひ、ひー!殺さないでくれー!」
「ひでぶ!あべし!たわらば!ちんぽっぽ!」
苦痛の声を叫んで体をウネウネさせてますが、幸いな事に依頼人による死の制裁はありませんでした。依頼人から小銭を渡されてシナリオ終了です。
と言う訳でセッション終了。シナリオ失敗です。シナリオは失敗しましたが、とても楽しいセッションでした。死亡シーンの演出とか、貧窮シーンの演出とか、今までのセッションでは見られないシーンの連続で、とても新鮮でした。
ちなみにGM曰く、ラスボス戦での敗北は想定外との事です。GMのテストプレイではPCが勝ったんですって。マジっすか、こっちは悪いダイス目は振ってないし、普通の戦えるPC作成したのに。もしかしてGMは僕らの倍近いPCを作成したんですかね?
いえいえ、実はこういう事故は起きるものなのです。はい、僕もやった事があります。
何せGMは劇的な演出をしようとするあまり、厳しめの戦闘を用意しがちです。そしてGMがするテスト戦闘というのは、PCが強く作られてる上に、常に最適の行動をして、またダイス目にも恵まれてるので、まず負ける事がありません。
それを初めてのシステムで、PLが再現するのは不可能なのです。
惨めな敗北を喫しましたが、それを払拭するかのようなロールプレイが楽しかったです。皆さん、ありがとうございました。また次回もよろしくお願いします。
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今日はレンジャーになって、王国の危機を救うために戦います。
以前私はレンジャーズ・オブ・シャドウ・ディープ(以下ROSD)を、TRPGみたいなミニチュアゲームだと言いました。ただ実際にそうするなら、GM役が必須となります。全員がプレイヤーで参加するのなら、ゲームブック風なシナリオが望ましいかと。ただそれはTRPGとは違うと思います。
その時僕は閃きました。
そうだ、TRPGのシナリオを、そのままROSDに流用出来ないかな?と。少し考えた結果、たぶんそれは可能だと結論付けます。可能だと結論付けたなら、すぐさま行動あるべきです。早速僕は予定を立てて、修槌会のメンバーに連絡を取ります。
今回使ったシナリオはコレ。
=流用したシナリオ=
ソードワールド2.5 ルールブック1
サンプルシナリオ 【蛮族を駆逐せよ】 何というか、キング・オブ・王道・ファンタジーという感じがします。世界観に多少の齟齬はありますが、それは少しの修正で解決できそうです。
今日もラクシアに住む冒険者は元気一杯に……ではなく
エラドール王国に住むレンジャー達は
陰鬱な顔をしながら淡々と任務をこなしてました。

この戦いに終わりはあるのか、明日は生き残る事が出来るのだろうか?そんな事を考えながら戦い続けてた時に、レンジャー達の上官に当たる騎士様が軍令を持ってきます。
〇軍令の内容
シャドウディープ近くにある村に、複数のノールが現れた。村に本格的な危害が及ぶ前に、ノールを排除しなければならない。
※ここで注意したいのは、レンジャー達は軍閥に所属してます。つまり自分の為でなく、戦友のため、民の為に戦うのがレンジャーなのです。またその事に誇りを持っております。冒険者とは違いますねー。
という強制的な導入の後、セッション開始になります。【蛮族を駆逐せよ】というSW2.5のシナリオは、どの程度親和性があるのでしょうか。

獣面人身のノール、及び邪神を崇拝するカルティストと戦います。

戦闘以外にも探索パートがあります。探索パートにおいては、SW2.5の行為判定はROSDのスキルロールに置き換える事になります。もちろんスリや変装など置き換えできない物もありますが、それは必要に応じて柔軟に対応出来ました。

探索して、戦って

よーし中ボス撃破!ここから盛り上がりマックス……と言う所で、リングテイルの閉店時間になりました。リングテイルは午後7時までの、一日6時間営業ですからね。ゲームは途中までで残念ですが、我儘を言わずにミニチュアを片付けます。
んで他のゲームのシナリオをROSDに流用してみた結果ですが……。
うん、結構いい感じでした。思った以上にサクサクしてましたね。ただし戦場のセットをしたりと、GMの手間は多くなると思います。
まだまだ色々な遊び方が出来そうなROSD。今後も遊んでいく予定です。
僕達は別府の南部地区公民館を借りて、TRPGコンベンションをします。
んでですね、この南部地区公民館に、ボドゲの合同イベントが行われるらしいのです。
んでこの合同の中身というのが 『宇佐・中津・ネコカフェ』 の三つのグループからなるらしいのです。
・・・ネコカフェ?
なんですか、この好奇心をグイグイ抉られるキーワードは。こりゃもう行くしかないじゃないですか。そのイベントやってるネコカフェに。
と言う訳で3名で行って来ました。
ヌコマヒHP 以外に家から近所の所にあります。


ああ、猫が居る。
しかし生粋の家猫とは思えないほどのツンツンぶり。撫でれるものではない。(くやひい)

景色は良いので猫は諦めて景色を見る。

このソファーを見て思うけど、可愛いだけじゃ猫は飼えないんだね。

ああでも猫は良い。
ともかく和パフェを食べながらアイスコーヒーを飲んで、猫を眺めました。
猫を眺めたせいか、友人とのお喋りも随分弾みました。
んでですね、このネコカフェとボドゲの関係なのですが、どうも店(店長)さんとは直接関係無く、お客様の誰かがボドゲ好きで、毎週土曜日にやってるらしいです。
お店の人とボドゲの話は出来ず残念でしたが、生まれて一度は行って見たいと思ってたネコカフェ。とても思いで深いものとなりました。
んでその後はリングテイルでカタンやりました。
しかもこのカタン。H君が買ったばかりの新品です。
さっそく僕達の、猫汁タップリの湿った手で存分に遊びました。
ああしかし、6と8は出そうで出ないんだよなぁ。
出たと思ったら盗賊に居座られてたりするし、なかなか上手く行かない。
まるで猫においでおいでしてるかの様です。
大分修槌会の親睦会は、今年で3回目のです。
前回 前々回 懇談会って何するかと言えばですね。
オッサンと学生が集まって、飲んで食ってゲームの話をするだけです。お堅い話は一切無し。
今年は13名中12名が集まりました。(1名は思わぬ用事で欠席。また来年に期待ですね)

んで12名で思い出したのですが、僕の大好きスケイブンには『
13人の魔王評議会』という設定があります。
『
13人の魔王評議会』とはスケイブンの偉い人達の集まりなのですが、これが結構意味深な設定なんですね。
この評議会は13人と言いながら、実際には12人しかいません。
椅子は13個あるけど、そこに座ってるスケイブンは12人だけなのです。
残りの1席は<必ずソコにイる>という邪神『
角ありし鼠』の為に空けてるんです。
12人の集まり、1つ空いた席。まるで今の僕達みたいじゃないですか。
そう思うとですよ。こう焼肉食べてる間にも、何やら落ち着かない気持ちになるのです。
・・・誰も居ないハズの背後から、生臭い体臭がツーンと臭ってきます。
そしてすぐ隣の席から、キーキーと耳障りな声が聞こえてくると思えば、リングテイルの店長の顔が、鼠に似てる気もします。
「・・・スケイブンなんて絵空事さ。エールを飲みすぎた魔狩人のうわごとさ」
僕は寒くも無いのに両手で肩を抱きしめながら、歯をガチガチと鳴らします。
今にも店長さんの前歯が僕に食らい付くのではないか?という恐怖が、ずっと僕を支配してます。
「一二三んの顔の面はグリーンスキン並に堅いから、鼠の前歯じゃ何とも無いよ」
そんな幻聴を聞いて、飲み食いの時間は終わりました。

続いてゲームをします。
多人数を一度に捌けるゲームといえば、人狼でしょう。

三回ほど遊びましたが、僕の役は全て市民でした。だから処刑されないよう、必死で市民のアピールをします。
「僕は狼じゃないよ。可愛い子羊だよ。モフモフモフ」
・・・おいみんな。
僕を指差すのはやめるんだ。
おしまい
やってまいりました。
毎年恒例、修槌会による飲み会です。

今年はビアガーデンでワァーっと騒ぎます。
未成年者も居るのでお酒は控えめですが、食い気は別で、みんなタップリ食べました。

メインは山賊焼き。この皿に盛ってある食材を、鉄板の上にゴッソリ投げ込みます。
味は・・・うん、こういう場所でアレコレ言うのは、無粋ってもんですね。
僕達は脂身タップリの豚肉を突きながら、お喋りに花を咲かせます。
僕にはキツイ豚肉も若者なら別らしく、大学生のグループはいい感じに食べてます。
今回の飲み会には10名集まりましたが、その内に大学生が4人居ます。
いいもんですよー。食べ比べをしながら「負けた方がTRPGのキャンペーンをする」とか明るい会話を聞いてると、僕も元気が出てきます。県内にアナログゲームのサークルは沢山あるでしょうが、修槌会は彼らのおかげで、かなり平均年齢が低いんじゃないでしょうか?
制限時間一杯まで飲み食いすると、僕達はカラオケをする事になりました。
先鋒を務めてくれたのは、修槌会新星のH君です。

熱く、強く、激しく歌ってくれます。
僕もその熱気に誘われるが如く、ドキドキしながら歌いました。
とは言え僕は歌が得意でなく、音程を外すこともしばしば。
でもそこは皆の熱気を貰いながら、でかい声を出してごまかします。

皆さん・・・。僕の時だけ、手拍子をありがとう。
こんな優しい皆さんだからこそ、修槌会は大きくなれたんだと思います。
「雪の進軍 氷を踏んで どれーが河やら道さえしれず~↑♪」
ほんと、皆の暖かさが心に染みるでぇ・・・。
終電を乗り過ごすまでタップリと遊んだら、僕達は解散をします。もちろん次回遊ぶ約束をしてからの解散です。
まだまだ楽しみの尽きない修槌会。
これからも皆様、よろしくお願いします。
おしまい