ソードワールド2.0

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アレスタ海の決戦 前編

 キャンペーン七回目。そろそろキャンペーンも大詰めに入ってます。

 PCは前回のシナリオで、海賊団カサートと蛮族が結託してる証拠を見つけました。途中で色々とありましたが、ちゃんとシナリオはクリアしてます。
 証拠が見つかると、貴族の家乗っ取りを企んだ継母一行は夜逃げ同然で帝都から退散。その結果、裁判は長子のクルトが勝利します。すなわちそれは、PCの勝利でもある。この時点で依頼達成なので、経験点と報酬が入ります。セッション開始から0分で経験点と報酬を手に入れ、PCはホックホク。

 もちろんまだ冒険は続きます。(流石にこれで終了無いです)
 どんな冒険かというと、まずPCの元に依頼が入ります。依頼主はルキスラ帝国からで、内容は海賊団カサートの討伐です。PCは傭兵団を率いて、合戦へ向きます。

 その討伐に至るまで色々とストーリーや決断があったのですが、それはカットします。超カット。んで戦闘の内容だけ、ダイジェストでお伝えします。

 ~一回戦~
オーガバーサーカーLV11×3
ダークトロールアデプトLV10×2

 PCLVが9~10なので、この程度のエネミーならオヤツです。しかも敵は攻撃方法は白兵メインなので、このレベル帯では弱い部類に入ると思います。

 それじゃ肩慣らしに軽く戦闘……と思って開始した訳ですが、ここでまさかの全滅のピンチを迎えます。いや本当に。今まで強敵を倒してたPC達が、信じられないけど簡単にピンチに陥ります。

 それは何故か?またPCが裏切ってしまったのか?いえいえ、そう言う訳ではありません。ただ単純に、先制判定に失敗したからです。

 この先制判定というシステム。SW2.0において、戦闘の勝敗を分ける最も重要な部分であります。これが成功するとしないとでは、戦闘の難易度が大きく変わります。いやもうこの判定が戦闘の勝敗そのものを決めてると言っても過言ではありません。高レベル帯においては、特に。

 今回の戦闘でも先制判定における凶悪さと理不尽さが、存分に発揮されました。普段なら大した事のないオーガバーサーカーの攻撃も、ダークトロールのバフを貰えば別物です。命中が一気に+4されて、攻撃が面白いように当たります。
 そうなると味方の前衛はボロボロ、プリーストは回復をしざるを得ません。このバフを諦めて回復するというのが、非常に厄介なのです。プリーストのバフはとても強力で、これが有ると無いとでは戦闘の難易度が大きく変わります。
 それ以外にもファストアクションが行えない、敵の一斉攻撃がエゲツ無いなど多数の理由がありますが、とにかく凶悪で理不尽です。もうだめぽ。

 そんな敗北寸前のPC一行ですが、とある方法で一気に逆転をします。
 さてその方法とは?

 答えはスリープの魔法。これを 拡大/数&鷹の眼 で敵全員にぶっ放したのです。敵5名中4名が寝てしまい、戦況は一気に覆ります。2.0では寝てる味方を起こすのは主動作を使わなければならないので、一度寝てしまえばなかなか起きません。

 このあまりにも華麗で悪魔じみた逆転劇に、僕たち修槌会ではとある協定を交わしました。

――修槌会では特別な場合を除いて、戦闘時におけるスリープの魔法を禁止とする。

 初手スリープが決まれば戦闘は終わり。それなら他のPLの活躍は?
 もちろんある訳ありません。

 それなら、スリープが効かない敵ばかりを出せばいいのか?アンデットや魔法生物とか。
 そんなシナリオの幅を狭める選択は出来ません。

 じゃあ、どうすればいい。どうすれば……?

Q.敵が全員赤の眼鏡を付けるは?
A.それは嫌な絵面ですね。
Q.なら敵が全員目覚ましのドラを持つのは?
A.輪をかけて嫌な絵面ですね。
Q.じゃあいっそのこと、みんな赤い眼鏡と目覚ましのドラを持てばいいんじゃないかな?
A.それただの楽しい人。

 というやり取りの末、僕達は改めてスリープの魔法の凶悪さを確認したのでした。

次回に続く

【sw2.0】 新・蛮族成上り物語 その3

 前回のセッションで、無事に蛮族領の幹部になれたPC一行。幹部の地位としては最下位ですが、今日も蛮族領はどったんばったん大騒ぎです。

 幹部になって何となく領地経営をやってるPCの元に、幹部NO3のラミアからお誘いがありました。是非私の領地に遊びに来て、サービスしてあげるワァン、との事です。

 さて戦闘準備いざ鎌倉……。と言うもののこのラミア、以前PCが幹部入りする際に反対の立場をとった蛮族だからです。こんなのに招待されたとあっては、生きてる気がしません。なるほど蛮族シナリオらしく、ありとあらゆるところに戦闘の火種が眠ってるという感じです。

 こうして決死の覚悟で出掛けたPC一行ですが、以外にもラミアから普通に歓待を受けます。これは罠でしょうか?うん、きっと罠に決まってます。僕の蛮族脳がそう結論を下します。

 所が僕の予想を裏切り、話が少し変わったことに。
 何でもラミアの言うことでは、幹部のNO1とNO2の仲が不穏で、このままでは争いが起きてしまう、だから止めたい、その為に貴方達の力を貸して、と言うのです。

 いや無理っす。自分蛮族なんで。種族ドレイク・ナイトなんで。
 心にイグニスの炎があるし、何よりダルクレムの教義に共感してます。いやもちろんプリースト技能はルロウドを選択してますが、多神論の世界らしく、第二の剣の主神もリスペクトしてるんです。それは人族の神官の大多数が、ライフォスをリスペクトしてるように。

 とは言えこの場において、僕の意見は極めて少数です。どれくらい少数かというと、PC・NPC通して僕一名だけという具合です。皆は争いに反対の立場をとってます。曰く話し合えばなんとかなる、結束しなければ強くなれない、などです。

 お、おおう。そうか、皆がそう言うなら仕方ない。リーダーだけど、皆の意見に従うよ。同調圧力の前にはエリート蛮族も無力だ。

 と言うかですね、 僕は思い違いをしてました。 蛮族セッションでも、GMによってシナリオが千差万別あるのは当たり前なんだと。そんな単純なことを忘れてました。

 例えばむぅさんの蛮族セッションと
 僕の人族セッションを比べてみましょう。

むぅさんの蛮族での日常 : 農業の指導を行って豊作祈願。今日も平和だ。
僕の人族での日常 : 傭兵団を率いて戦場を駆け巡る。敵の陰謀には血の報復を。

むぅさんの蛮族でのNPC : 大半が癖はあるけど話し合える、分かり会える。
僕の人族でのNPC : 大半が狂人で意思疏通は困難。暴力による死を与える他無い。

むぅさんの蛮族の指針 : 喧嘩はダメ!仲良くしようよ!
僕の人族の指針 : 血を、もっと血を。

 蛮族、人族と言っても、GMによってこれだけシナリオが違うのです。だから先ずは、蛮族だからこうだという先入観を捨てなければなりません。世界観は大切ですが、それよりGMの設定の方が優先されるのです。

 という訳で、これから平和と協調の為に戦います。そして可愛い女の子と仲良くしましょう。ゲスくて非道なのは、僕のシナリオだけで充分です。

 こんな風に修槌会では、陰と陽、聖と邪、満腹と腹ペコといった具合に、どれかに偏る事無くバランスよく遊ばれてます。同じクラブチームでありながら多種多様な遊び方が出来るのは、本当にありがたいことです。

 むぅさん、今回はGMありがとうございました。
 また次回もよろしくお願いします。

【sw2.0】 孤島の蛇鬼 総括

今回のセッションの総括行ってみます。

その1.序盤の尋問

 クーデリア伯爵領の役人が、赤い狼煙をあげたイベント。実はこれ、GMにとってはほんの些細なイベントだったのです。何か不穏な空気だぞ、伏線張ったよ、程度の。

 ただPLはエスパーでないので、そんなGMの意図なんて読み取れません。それどころかまるで逆の解釈、つまり

「PL諸君。まさかこのまま黙って行く気じゃないだろうね。これだけハッキリ演出してるシーンでスルーはあり得ないよ」

 なんて思ったのかもしれません。そうなると、調べるしかないですね。たとえ力づくでも。(え?)

 まぁクーデリア伯爵領の役人なんてのは、大半が盗賊と海賊なので、蛮族と同程度の存在に見てしまったのも原因のひとつだと思います。修槌会のセッションではゴブリンやレッドキャップをボコって尋問しても、NGの行為ではありません。(まぁ下級蛮族なんて速攻で口割りますが)

 と言うわけで
「何としても情報を手に入れるという強い意思 × 悪い奴だから手加減無用」
  という二つの条件が重なって、あの事件が起きたと思います。

 その結果七つの狼煙を上げたという、非常に稀な称号を手に入れたので、これはこれで大満足であります。
 過程も結果も、面白いに越したことはありません。

その2.裏切ってしまったPC。

 これは悲しい事故としか言いようがありません。そして悲しい事故というのは、どこにでも起こり得ます。ただ他のPLから言わせると

「敵地で単独行動はやっちゃ駄目やん」

 ですって。そう言えば今回に限らず、他のセッションでも敵地で単独行動をして酷い目に遭ったPCが居た気がします。

 確かに危ない状況でした。PCは一人で、追い詰められたLV10エネミーと向かい合ってるのです。もし裏切りに乗らなければ、そのまま戦闘に入る予定でした。そうなったら恐らく、PCに勝ち目はありません。

 と言う訳で裏切るのも仕方なし(?)と言った流れになりましたが、おかげで面白いシーンが沢山見れました。

 敵が裏切ったPCの武器を持って笑ってるわけですが、他のPCはまさか仲間が裏切ってるとは思いません。(PLは知ってますが)だから戦闘シーンのロールプレイも力が入ります。

「何であいつが仲間の武器を持ってるんだよ!」
「まさか、こ、殺されたのか!」
「許さねぇ!絶対に仇をとってやる!」

裏切ったPL「」

「あいつは絶対に、仲間を裏切る奴じゃねーんだ!」

 言葉の一つ一つに、裏切ったPCを追い込む言霊を乗せてロールプレイしてます。見てて本当に楽しかった。

 こんな思いもよらぬ事態を華麗に昇華するロールプレイは、本当にありがたいものです。


その3.しょんぼりな戦闘

 予想外の負けバトルを、強引に勝たせてしまった問題。

 GMのお覚悟が足りませんでしたね。TRPGにおいて

「シナリオ失敗しても、PC全滅しても
 みんな楽しめれば成功なんだ!(キリ!」


 なんてクッサイ事を普段から言っておきながら、ちょいと想定外の事が起きたらこの様です。いやあのシーンでPC全滅したら楽しめるかと言われれば答えに窮しますが、ううむ、何かしっくり来ません。

 そもそも……と僕は思うのです。僕のシナリオに出てくる敵は、強すぎなんじゃないかと。平均レベル9のPCに対して、レベル11の敵が複数で襲ってきますから。

 もちろんPCを無駄に殺す気はないので、バランスはとってます。主に戦術面で。
 敵は集中攻撃をしないとか、スリープみたいなバランスブレイクな魔法を使わないとか、PCが先制を取れる配慮をするとか、そんな所です。そしてそんな戦術で戦闘すると、このぐらい敵が強くないと、面白くともなーんとも無いのです。

 まぁSW2.0って、高レベル帯になると戦闘バランスが著しく悪くなりますから。ここら辺のバランスは、いかんともし難いところです。PCデータとエネミーデータを見ながら、ウンウン唸る以外に解決策は無いのでしょうか?

 えっと話が逸れましたが、あのままPCを敗北させて捕虜にさせても、それなりに面白いシナリオが作れそうでした。何せ窮地からの逆転劇ってのは、面白いものと相場が決まってるのです。

 ただですよ。僕は、敗北時において、恐らく行われるであろう生死判定にビビったのです。高火力をぶっ放す敵の攻撃をまともに受ければ、かなり厳しい目で生死判定をすることになります。これで失敗して三人ぐらい死んだらどうしようと、そんなビビり方をしてたのです。

 んで結局、強引にNPCを参戦させてしまいました。でも今になって思うのですが、それをする位なら、PCに降伏勧告を出して様子を見た方が良かった気がします。
 その勧告をPCが拒否して(敗北が間違いないであろう)戦闘を続けその結果死んだのなら、それは仕方のない事です。PCの死によって発生するGMの心理的負担も、随分少なくなると思います。

 と言う訳で次回からは、サクッと降伏勧告を出すことにします。
 よっしゃ!これでより一層強力なエネミーを出せる!やったね!


おしまい

【sw2.0】 孤島の蛇鬼 後編

前回の続き。

 敵に武器を渡し、単独行動中という楽しい目に遭ってる裏切り者のPC。本当、貴方は輝いてました。

 そしていよいよ始まる戦闘。ここでGMはぶっちゃけます。

「ええと、思いもよらない展開になりましたが、このままで行こうかと思います。このままで行くというのは、エネミーバランスの調整をせずに、戦闘をするという意味です」

「PCが一人欠けてることは承知してます。だがそうなったのには、そこに至るまでの決断と、それに相応しいドラマがあったからです。それは素晴らしいもので、僕はそれを大事にしたい」

「ええとですね、全滅しても殺されずに捕虜になるんじゃないかなぁと思います。でもたまにはそう言うシナリオも、いいもんですね。あ、生死判定の時にピンゾロは振らないで下さい

  GMこんな糞みたいなことを言いながら、ウキウキとエネミーを配置します。

タロスジャガーノートLV11 ×2
アンビデクストリアスLV11 ×2
邪教の高司祭LV10 ×1

 強い、強いねー。それもPCが全員揃ってる時を想定したエネミーだから、一人欠けた状態ではまず勝てないと思います。じゃ、戦おっか。(無慈悲)

 んでPCは先手をとって攻撃を仕掛けます。そりゃもう全力で仕掛けました。一体でも敵を減らせばその分被弾を減らせますんで、持てる力の全てを攻撃に割り振りました。

 そんで1ターン終了。何と……一体の敵も倒せませんでした。
 PLはその事実に驚愕し、ああもうこれ負けたなと、葬式ムードに入ります。

 うう、暗いなぁ。暗いけど、しっかりとやらなきゃ。しっかりと、PCを殺さなきゃ。

 そして敵の、嵐のような反撃が始まります。
 タロスの攻撃は【イグニスの業火+薙ぎ払いⅡ】。炎を纏った剣で、あっと言う間に前衛がボロボロになります。やばい、やばいがまだまだ終わりません。
 真の恐怖はタロスでなく、アンビデクストリアスの六回攻撃にあります。剣三回、銃撃三回の攻撃は、高レベルのファイターとて無事にはすみません。だが連続攻撃なので、一度でも避ければ追撃はありません。ここは何としても避けてもらわなければ。

 まぁそう都合よくは行かないんですが。ビッシビッシあたります。
 ああ、もう駄目ぽ。

――ええと、ここからPCは敗北して捕虜になる。そしたら蛇鬼の島へつれていかれて、そして……。

 戦闘のダイスを振りながら、シナリオの修正をしてました。楽しいやら悲しいやらで、頭と胸がパンクしそうです。

 でもですね、でもですよ。皆さんも、いやGMやってる人なら経験ありません?

 GMのダイスでPCがボコボコにされてるじゃないですか。そして場の空気がどんどん重くなるじゃないですか。葬式ムードを通りこして、ジェノサイドムードになってるじゃないですか。

 これね、続けるの勇気いりません?黙々とダイスを振り、PCを殺すのは勇気いりません?事故でなく故意でPC殺すのって、凄いストレスになりません?

そして僕は
続ける勇気を持てませんでした。

 場の空気に委縮してヘタレたGMは、今まで沈黙を守って同行してきたNPCを、突如参戦させます。そして回復魔法。傷ついてたPCのHPが、一気に20点ほど回復しました。

 このあからさまな助太刀に、場の空気は更に重くなります。「うーん」「何だかなぁ」と言うPLの(心の声)が、僕に聞こえてた気がします。

――皆のもの、すまぬ、すまぬ。

 PCを殺しかけてはすまぬと謝り、強引に助けてはすまぬと謝る。今回はすまぬすまぬのセッションです。

 こうしてすまぬの力で敵を撃破したPCは、アクダイ・カーンを尋問し、恐るべき秘密を聞きます。この秘密を聞いたPCは、こうしてはおれぬと、蛇鬼の島と呼ばれる島へ船を出します。

 蛇鬼の島・・・それはどんな勇敢な船乗りでも避けて通るという、恐怖と混沌の島です。そこで何が起きるのかは、また別の機会に。

 と言う訳で今回のセッションは終了。皆さん、ありがとうございました。また次回もよろしくお願いします。

おしまい

次:総括

【sw2.0】 孤島の蛇鬼 中編

前回の続き

 天高く七色の狼煙を上げたPC一行は、目的地の漁村にたどり着きました。一見は人影の少ない萎びた漁村ですが、その姿は仮初めの物で、悪どい海賊のアジトになってるらしい。今回の目的は、それを調査して悪事の証拠を掴む事です。

 漁村に入ったら、さっそく村の役人がお出迎えします。その名もアクダイ・カーンなるふざけた名前の役人です。どうみても仲良くなれません。敵です。

 というのもこれは、GMが意図したものです。探索シナリオであまり証拠を出し惜しみすると、PLがゲンナリしたり、また逆にストレスから手当たり次第破壊活動を行う恐れがあります。それを防ぐためにも、証拠は適度に分かりやすく、そしてNPCの役割分担は曖昧にせずハッキリ!を心がけてます。

 さてアクダイ・カーンは、早速PCに賄賂を渡します。そしてこの漁村には何も怪しいところはないので、私たちの接待を受けたらすぐにお帰りくださいと、お尻をプリップリ振りながらお願いをします。もちろんPCはこんなお願いを無視して、すぐに調査を開始します。

 ここからはよくある探索シナリオです。GMが用意した場所

村長宅、廃屋、漁業倉庫、船着き場、 民家……

 等の場所に行けばイベントが起こり、調査を得て悪事の証拠の断片が手に入ります。そうして全てのイベントを起こせば、やがて言い逃れのできない決定的な証拠が手に入るのです。

 調査の間もアクダイ・カーンはしつこくPCに付きまとい、哀れな声を上げながらお尻をプリップリ振ります。そして帰ってください、帰ってくださいと泣きつきます。正直このロールプレイは楽しかったです。GMが。

 そして徐々にアクダイ・カーンの余裕がなくなり、PCに露骨な裏切りを進めてきます。焦ってる証拠です。超ピンチ。

 と言う訳で、あとちょっとで調査終了ですね。証拠を掴んだら、アクダイ・カーンは白を切り続けるのは不可能と悟り、手下呼んでPCに戦闘を挑みます。

 ああ、美しきかな。水戸黄門式探索シナリオ。

「出会えー!出会えー!こやつ等は帝国の役人を騙る偽物ぞ。斬れ、切り捨てい!」

 というような感じで戦闘に入る予定です。まさに悪代官そのもの。

 それでは戦闘……
 戦闘に、なるハズだったのですが、ここで思いもよらぬ事になりました。なんとPCの一人が、アクダイ・カーンの裏切りに乗ってしまったのです!

 おそらくですが、そのPCはアクダイ・カーンに接近し、もっと情報を集めようと画策したのだと思われます。だから賄賂を受け取ったり、裏切りを進められた際も、それに乗っかるフリをしました。

 その結果、PCは二つと無い武器をアクダイ・カーンに渡し、人気の無い廃屋で待機したのです。これから戦闘が起きるのを知っているのに。恐ろしい敵がPCを排除するため、ここへ向かってきてるのを知ってるのに。

 さて、一体どうなってしまうのでしょうか?それはGMにも分かりません。当時は「どうなるんだろう?」と胸をバクバクさせてセッションしてました。いや本当に。

 ……本当、どうなるんでしょう。

次回に続く
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