梅雨でも台風でも楽しくTRPGがモットーの修槌会です。
今回はウォーハンマーTRPGのセッションを行いました。しかもタダのウォーハンマーではありません。PCが全員オウガという、オウガセッションです。
ちなみにオウガと言えばどんなイメージがありますか?よくあるファンタジーでイメージするなら、姿は日本の鬼に似ており、人をさらっては食うという迷惑な奴です。
初級のパーティーなら手ごわく全滅もありますが、中級あたりになるとサクっと狩られるモブになる。驚異のボス役から引き立て役までこなせる粋なモンスターですが、ウォーハンマーのオウガは一味違います。
まず姿が違う。ウォーハンマーのオウガは筋肉と脂肪で覆われており、丸っこい姿をしてます。丸っこいですが、脂肪の下に秘めた筋肉の量が尋常でなく、その瞬発力は相当なものです。力士体系というか、いわゆる動けるデブですね。
そして独自の文化を持ってます。それは力で物事を解決するという野蛮かつ原始的な文化で、とても洗練されたものではありません。
確かにその文化は野蛮ですが、決して単純ではありません。ユニークな風習が多々あり、いわゆる 【からだはでかくて、おつむはからっぽ】 というロールプレイをするのに大きな助けになります。
詳しくは公式HPをどうぞ。 読んでみたら分かりますが、とても面白いです。しかしほんとウォーハンマーは、ブリティッシュ・ジョークの効いた良い文章を書きますね。(翻訳する人は大変と思いますが)
そんな訳で始まったオウガセッション。
今回の舞台はエンパイアでなく悲嘆山脈、すなわちオウガキングダムであります。PCは金歯族というオウガの部族に属しており、そこで依頼を受けたり食ったり殺したりしてます。
さて今オウガキングダムで一番ホットな話題は何か?それはたらふく祭りです。
たらふく祭りとはその名のとおり、ただひたすらたらふく食う祭り、すなわちオウガの大好きな祭りです。ここで大きな獲物を持参すれば、あなたは一躍スター。あいつマジ半端ねぇ、大あご様の生まれ変わりだと注目浴びること間違いなし。
じゃあ大物狩りましょうね~。
GMは大物にふさわしく、巨人を用意しました。しかも4体のオークも一緒です。激戦が予想される……と思いきや、案外あっさりPCが勝ってしまいます。
いかにタフな巨人といえど、オウガに囲まれ三回攻撃を食らえば持ちません。しかもグレイトウェポンです。お供のオークもオウガの恐怖にビビッて役に立たず。
「あ、オウガって強い。本当に強い」
たぶん誰もがそう思ったに違いありません。
見事巨人をやっつけて、800の経験点と250の金貨をゲット。これでPCは大幅に強化されます。まぁ大幅に強化される分、立ちふさがる敵もそれ相応になるのですが。
ちなみに用意した敵は
ヴァンパイア×1(焔の魔法体系、魔力点3)
ブラッドドラゴンヴァンパイア×2
ヴァンパイアバット
という敵です。普通のパーティーなら即死級の敵がワンサカいます。
これはヤバい。PCの運命点を全部使って、かつ何人生き残れるか……
という妄想をしてたのですが、実際は全く違いました。
まずですね、大金を手に入れたPCは防具を揃えます。フルプレートまではいきませんが、フルメイルとガントレットは当たり前。オウガのタフさも加わり、防護点は10ある有様に。
そうなるとね、攻撃が本当に通らないのです。魔法を撃とうがグレイトウェポンを叩き込もうが「なんじゃそりゃスノットリングがじゃれとるんか」てな感じで、もう無敵モードに入ってます。
しかも成長したPCは4回攻撃をしてきます。
囲んで、グレイトウェポンで、4回攻撃です。
つ、つよい……強すぎる……
てな訳で一点の運命点も減らせぬまま、ハッピーエンドを迎えました。
恐怖強い、3回攻撃強い、オウガのロールプレイは楽しい。
今回のセッションを要約するなら、上のようになります。
「何というか、生態系の頂点に立ったロールプレイだった」
プレイヤーの感想ですが、はい、まことにその通りでしたね。
何時もは恐ろしい怖いのウォーハンマーですが、種族が変われば世界が変わります。まだまだ色々な遊びが出来そうです。
6月のTRPGセッションの詳細は下記の通りになります。
■開催日時:2016年7月24日(日曜)
■会場:別府市南部地区公民館、小会議室
★
☆Googleの地図です☆★■駐車場有り
■時間:10時30分~20時30分
■参加費:大人500円、18歳以下は200円を徴収いたします。
■禁止事項:公民館での食事は禁止されてます。(飲み物はOKです)
当コンベンションに参加するのに、予約は必要ありません。
初心者にも対応してますので、TRPGに興味があると言う人は是非ご参加ください。
!!GMしてくれる方、大歓迎です!!
お待ちしてます!
第四週目の日曜がTRPGコンベンションになりつつあるこんにち。
そろそろ定期的な開催を決めた方がいいかなぁ、とか思ってる僕です。
今回はSW2.0にPL参加してきました。有り難い事にGM参加をしてくれる人が居たのです。
んで僕はですね、2.0のEXルルブを使いたかったんですよ。あのルルブを使って、ファイターをしたかったのです。何せあれでファイターが大幅強化されましたからね。
今までのファイターっていうとそりゃあ・・・残念な仕様だったのでねぇ。盾もってボコすか殴られるだけって感じでした。両手武器など持てるはずがありません。
でもですよ、EXで両手武器専用の特技が沢山出たじゃありませんか。斬り返しⅠや薙ぎ払いⅠですね。これで両手武器ファイターは
居ても許される 存在になったと思うのですよ。
という訳で、リルドラケンの両手武器ファイターを使ってみました。
初期作成でパパッと作成。

GM:Yさん
PL:むぅさん
PC:アルフレッド
種族:ルーンフォーク
技能:マギシュー
特技:精密射撃
PL:Tさん
PC:ソデクロ
種族:人
技能:プリースト(ルロード)、フェンサー
特技:魔法拡大・数
PL:Iさん
PC:ファルノス
種族:ナイトメア/エルフ
技能:Bテーブルばかり取ってる趣味人、すなわちフェンサー、スカウト、バード、セージ
特技:思い出せません……(小声)
PL:Tさん
PC:エイバン
種族:人
技能:ソーサラー、レンジャー
特技:魔法誘導
PL:一二三ん
PC:クロコ・ダイソー
種族:リルドラケン
技能:ファイター、エンハンサー(キャッツアイ取得)
特技:斬り返し
このメンバーを見て分かる通り、グラップラーが居ません。すなわち火力不足であります。
どういう事かというと、初期作成パーティーの火力の大半は、グラップラーに頼ってます。
魔法使い系はMP不足なうえ、まだロクな攻撃魔法がない。マギシューの銃は当たらない。ファイターは壁。フェンサーは万が一の保険。となれば攻撃はグラップラーしかないのですよ。
でも今回はその攻撃役を、ファイターがやります。
両手武器で火力アップ、そして≪斬り返しⅠ≫とキャッツアイで命中アップ。これで何とかなる可能性がある……?
といいなぁ。
今回のシナリオはダンジョンアタックとシティアドベンチャー。ショートシナリオ二本立てです。
ダンジョンアタックですが、魔剣の迷宮物であります。
武器屋の倉庫の一室に保管していた魔剣が、持ち主を求めて迷宮化しました。これは大変、そして魔剣ゲットという事で、冒険者達は迷宮に挑みます。
迷宮内の敵は、魔法生物で統一されてました。魔法生物ってなかなか戦う機会がないので、新鮮だったです。
レンガードやライトニングステッキは、攻撃力は高いけど防護点は低い。だからファイターの攻撃で即死です。
んで≪切り返しⅠ≫を使ったのですが……いいですねこれ。攻撃が半端なく当たります。要は命中判定を2回振って高い目を採用するわけですから、そりゃもうビシバシ当たりますよ。これは両手用武器の救世主ですね。
んでファイターだから金属鎧を着て防護点も高めです。モブ程度の攻撃ならビクともしません。両手用武器&斬り返しⅠの戦士は、攻防そろった良い前衛でした。
ああ、これで前衛グラップラー1強は無くなったんやなぁ……と感慨深いものがあります。
ただ盾はない分、高火力の攻撃を受け続けるのは限度があります。
シティアドベンチャーでのラスト戦闘では、腕利きの傭兵と山賊の首領が現れました。
前衛としてはこの2体の敵を引き受けて前線を構築するわけですが……この2体は全力攻撃で20近いダメージを叩き出してくるのです。とてもじゃないが持ちません。ソーサラーのブラインドウェポンが通らなければ、サックリ落ちてたでしょう。
あれ?この敵なら盾もってても危なかった……?
かどうかは分かりませんが、ファイターで盾を持つのなら他のメンバーが攻撃力過剰気味でないと、おそらく戦闘で役に立たない&敗北すると思います。SW2.0は先手を取って高火力を叩き込むゲームなので、防御は二の次なんですね。
ともあれ何とか戦闘に勝利し、無事ハッピーエンドを迎えました。やったぜ。
いつもはGM参加だけど、たまのPL参加は新鮮で楽しいです。
しかし何ですね、ガッツリTRPG出来る環境に身を置ける僕は、大変な幸せ者です。
ガッツリと言いましたが、本当にガッツリなのです。コンベでは一日で8時間以上TRPGをします。
んでその後はボドゲやカードゲーム。

クトゥルフ関連のカードゲーム「ラブクラフトレター」。

開幕即死もある運任せのゲームですが、一回のゲーム時間が短く何度も遊べます。回転率が良いので、TRPGコンベではお誂え向きのゲームだと思います。
それでは皆様、また6月もよろしくお願いします。