2018年04月11日 の記事一覧

新・蛮族成上り物語 その4

 バルバロスヒャッハー!……でなく
 バルバロスキャッキャ(σ≧▽≦)σシナリオ四回目。今回もPCは、蛮族の平和を守るため頑張ります。

 前回のシナリオで、我が蛮族領の幹部NO1とNO2が険悪らしいことが分かりました。なので早速調停に乗り出します。場所はNO3が用意した歓楽街。ここで楽しんで嫌な事は忘れちゃおう!ってな感じです。

 PCも末席とはいえ幹部の一員です。この調停に同席し、いさかいを納めなければなりません。間違っても

「お前らまどろっこしいな。戦神ダルクレムの名の元に正々堂々と戦え」

 なんて煽ってはいけません。そんな事が許されるのは僕の人族シナリオだけ(!?)です。

 ここで少しパーティーの紹介。パーティー名は雪月花といい、宝なヅカーをモチーフにしてます。んでその名の由来通り、人族の美少女のみ(ただし全員奴隷)で構成された劇団を持ってます。
 劇団と言っても歌劇団なので、歌っと踊ってお芝居をします。今回はこの歌劇団を使って、平和なムードを作り出そうと考えました。

 そんで幹部一同が集まり、仲良くなるための会合が開かれます。
 NO1もNO2も苦い顔をしてますが、ちゃんと来てます。苦い顔をしてますが、ここは我らの作った劇を見てホッコリしてもらいましょう。という訳で早速上映に入ります。

 題名は

「ブラクザバスは見た。本当は仲良しだったダルクレムとザールギアス」

 です。神話の伝えるところによれば、ザールギアスはダルクレムからイグニスを簒奪し、以後両者は血みどろの戦いを繰り広げたと言われてます。
 でもそれははたして真実なのでしょうか?雪月花の解釈のよれば、必ずしもそうとは言い切れないようです。

 ではその真実とはいかなる物なのでしょうか?
 劇を通して見てみましょう。



「ダルクレム君ごめんね。勝手にイグニス盗っちゃって」
「いいってザールギアス君。これはみんなの物さ。独り占めなんて良くなかったんだ」
「ダルクレム君……」
「ザールキアス君……」

ライトアップされた舞台の上で
神々の御姿に男装した二人の少女は
優しく抱き合います。

「んちゅ、んちゅ、ぷはぁ」

 そして濃厚な口づけを交わします。
 そのあとは、パンパン、パンパンと仲の良い時間を過ごします。ウォースゲー。ダルチャンノナカ,アッタカイナリィ。



 終幕。
 なるほど、これが雪月花による神話の真実なのですね。なおパンパンというのは、風船を針で突いた音です。

 ともあれ実力者の集まる幹部の会合で、このような劇が上映されたのは雪月花にとって真に名誉なことです。争うよりも仲良し、これが我が蛮族領のモットーなのですから。

 だが心配事もありました。もし劇の途中でダルクレムが怒りの降臨をしてきたらどうしよう、と怯えてましたが、古代神もそこまで暇じゃ無かったみたいです。いえもしかしたら、ダルクレムはこの劇を気に入ったのかもしれません。まさに神のみぞ知るですね。

 こうして会合は微妙な空気になりつつも、とりあえずは進行して行きます。んで聞く話によると、NO1とNO2は仲悪く無いみたいです。

 でもそれ本当かな?
 蛮族脳のPC(ただし一二三ん1人だけ)は疑いの目で見ています。

 でもそれは本当でした。
 何でもNO2がとある魔剣の迷宮に入ったときに、魔剣の力で強制的に性転換されたらしく、それ以後喧嘩するの馬鹿らしいやーみたいなノリになったのだとか。え?性転換前にあったであろう確執とかは?もういいの?はい、別に良いみたいです。

 やったーじゃあ全員仲良しだね、ってキャッキャしてたとき、我が蛮族領のあちこちで火の手が上がります。何かの襲撃か?それとも奴隷の反乱か?幹部は情報の少なさゆえにアタフタしてます。一体、何が起こったのか……

 と言うところでシナリオ終了。GMをしてくれたむぅさん、ありがとうございます。いやー気になる引きでしたね。また次回もよろしくお願いします。

 あとお礼ついでお詫びを。セッション中に品の無い劇をしてしまい、申し訳ありませんでした。以後はアッタカイナリィ、イキスギィ!を自重します。

 冬の寒さも薄れ、段々と春の陽気を感じる今日この頃。
 我ら集槌会の心の中にも、綺麗な桜の花が咲いてます。暖かい気持ちを忘れずに、今日も慎ましく遊びます。

おしまい
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