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【クトゥルフ神話TRPG】 白無垢の母

 ゴールデンウィークは、クトゥルフ神話TRPGでいっぱいいっぱいだった僕です。

「どーせGWだから何かやったろう」

 という出たとこ任せの思想で、クトゥルフ神話TRPGを二日連続で遊びました。

 遊んだシナリオは『白無垢の母』。カルトナウに掲載されているシナリオです。
 これ長い、そうとー長い。いや本当に長い。

 そんな長編シナリオですが、僕たちは果たして正気を保ったままゲームを終えることが出来るのでしょうか・・・?



※注意※
※以下、ネタバレ有り※



※注意※
※以下、ネタバレ有り※















 前述の通り今回のシナリオは長いので、普通のレポを書いてたら終わる気がしません。
 という訳で報告書風に

結末 → 時系列順

 という順で書いていきます。
 んで結末ですが 

バッドエンド

 でした。はい、がっつりバッドエンドです。

 ではなぜバットエンドになったのか・・・。
 今からそれを見てみようと思います。



~エピソード0・探索者達~

 惨劇に挑む探索者の紹介。
 なお一部のPCはサプリの職業を使用してます。

PL:Gさん
PC:えとう(お母さん役)
性別:男
職業:探偵

PL:Iさん
PC:天羽
性別:男
職業:ゴーストハンター

PL:Hさん
PC:とりしま
性別:男
職業:闇医者

PL:むぅさん
PC:ケント
性別:男
職業:占い師


(KPの感想)
 堅気の職業がいない……。けどバランスはいいと思う。
 ともあれ今回のシナリオは技能ごり押しって感じではないので、上手くロールプレイして立ち回ってほしい。


~エピソード1・楓との出会い~

 今回のシナリオのスタートは日比谷公園から。
 んでそこに居る理由を、それぞれに考えて貰ったんだけど

「僕達は心霊動画を取るために集まった」

 というノリの良いスタートを切ってくれました。だからパーティーはアグレッシブに動き、怪奇に対しても物怖じせず調査をします。

 楓と出会い、ビビりながらも彼女を受け入れます。そして楓の親を探すわけですが、上にも書いた通りこのパーティーは非常にアグレッシブです。ツイッター等のツールを使い、彼女の写真を全国に乗せ調査します。途中GMの悪ノリで

「彼女可愛いね。僕がお父さんだよ」
「ハイエース!ハイエース!」


 という茶々が入りますが、無事に楓のご両親を見つけます。

 しかししかし、ここでパーティーはとてつもないメタ読みを始めます。

「楓の親か。つまりラスボス登場って訳だ。気を抜くなよ」

 ラスボス登場って……。いや確かに楓は訳の分からない子で恐ろしい一面がありますが、まだ情報があまりにも少なすぎます。ラスボスと決めつけるのは尚早では無いでしょうか?

 ただこれは情報から推測した結論出なくただのメタ読みなので、そう言った理論は通じません。というかよほど前回のシナリオ『しろがねコーヒー』が堪えたようです。

 探索者たちは楓のご両親に会います。ご両親、行方不明になった娘に会いたくて仕方ありません。しかし探索者たちはその手に乗るかとばかりに警戒してます。

「お願いです、早く楓に会わせてください」
「……あんた等が本物の親である証拠あるの?」

 ご両親、アルバムや戸籍などの証拠品を上げます。

「いや~信用できない。絶対に信用できない。ずえったいに信用できない。楓を渡せない」

 楓を渡す=邪神復活=バットエンド。
 きっとパーティーの頭の中は、こういう風になってるのだと思います。

「そ、そんな!どうすればいいのですか?」
「誠意だよ誠意みせろ!楓は俺達が預かってんだからなぁ!」
「あ、あなた達は鬼です。悪魔です……」

 こんな楽しいやり取りの後、警察沙汰になります。(当然だ)

 んで楓はご両親に会うのですが、彼女は記憶を失ってます。そして探索者に懐いてます。つまり色々あったのですが、このままシナリオは無事に進んでいくのです。

 ……無事に?


~エピソード2・不定形の軟泥の調査~

 泥を調査していくうち、みつかど大学の事を知ります。ここら辺は何事もなく進んでいく感じです。
 調査の途中で楓の奇妙な行動を目撃しますが、これも特に何事もなく進んでいく感じです。

 楓に目を抉られるイベントは楽しかったです。


~エピソード3・西垣登場~

 今シナリオのターニングポイントとも言えるイベントです。ここからシナリオは、事件の核心へと迫っていきます。

 西垣は楓を風呂場へ連れていき、儀式を始めます。しかしGMの拙い誘導のせいで、パーティーは西垣を思い切り怪しみます。

 ゴーストハンターの天羽が、用意したバッテリーで西垣に電気ショックを与えます。そして拘束し、ネットリと尋問を始めます。

 その時のみんなのうれしそうな顔……。

 僕はその時を思い出すと、今でも心がポカポカします。


~エピソード4・ひさめ党との交渉~

 西垣をネットリ尋問してると、西垣の雇い主であるひさめ党から連絡があります。
 楓について話し合いがしたいとの事でした。一応ひさめ党は、友好的な態度で接してきます。

 パーティーは即戦闘態勢に入ります。
 殺るか殺られるか、頭の中にあるのはその二つのようです。

――交渉とかする気は無いんだな。この時点でひさめ党がどんな組織も分からないのに……

 若いっていいですね。この調子で突き進んで欲しいです。

 ただ逃げきれないと察したのか、一応話し合いには応じます。そして話し合いの場所は、デ○ズニーランドを指定します。

 人気(ひとけ)が多く警備がしっかりした所なら、向こうも手を出さないと考えたからです。それにデ○ズニーランドって巨大なカルト組織みたいだよね、きっとひさめ党と仲悪いよ、という事も考えてます。

 さて、いよいよ話し合い。パーティーは戦意全開で挑んで行きます。
 ちなみに話し合いの場所に楓はいません。別の場所で他の探索者と待機してます。

 そして話し合いの結果、パーティーはひさめ党に宣戦布告にも似た発言をします。


 これを聞いた電人Nはニヤリと笑い、楓の母親役である探偵にマインドブラストの呪文をかけます。この呪文を受けた探偵は狂気を発生し、大声をあげてデ○ズニーランドを走り回ります。これにはや着ぐるみの中の人達(!?)も黙ってはいません。

「グォルァァア!てめーどこの組のもんじゃあ!ハハッ!(甲高い声)」

 二本足で歩くネズミが尖った棒のような物をもって、探偵を拘束します。夢の国が壊れる瞬間です。

 ともあれひさめ党は楓の状態が第一という事で、楓を探索者達に預けたままにします。そして探偵も、楓の力で無事に戻ってきます。
 
 長いエピソードだった……。


~エピソード5・楓の状態が悪化~

 徐々に楓の状態が悪化していきます。これに見かねたパーティーは、なんとか楓を治療しようと躍起になります。

 そこで思い出します。
 楓は水を怖がってます。死ぬほど怖がってます。不自然なほど水を怖がってます。

「だったら楓を水に放り込めばいいんじゃないかな?」

 考えたら即実行。パーティーは楓をプールのある施設に連れていきます。

 受付を済ませてプールに行こうとした瞬間、楓は酷く怯えます。自分がプールに入る事を察したからです。

 いや、絶対に行きたくないと怯える楓に、パーティーは力強くいいます。

「ダメだ、君は病気なんだ。治すには水に浸かるしかないんだ!」

 ゴーストハンターは嫌がる楓を抱き上げて、そのままプールまで行こうとします。これには周りのお客さんや施設の人も呆然。

「いやー!お母さん助けて!殺されちゃう!!」

 大げさのように聞こえるかもしれませんが、クトーニアンの繭と精神が融合している楓にとって、水に浸かるのは死を意味します。

「お母さん助けて!お母さん助けて!」

 想像してみて下さい。
 APPの高い少女が拉致されて、「お母さん助けて!殺される!」と泣き叫んでる姿を。これを見て、周りに人はどう思うでしょうか?

 まず最初に動いたのは、施設に在中してる警備員でした。警備員は怒りで顔を真っ赤にさせながら、ゴーストハンターに飛びかかります。

「おっと、そうはさせないぜ!」

 楓の母親役である探偵が、警備員の行く手を塞ぎます。しかし技能値の差から、警備員に組み付かれボコボコにされます。ともあれ探偵は、警備員を止めることに成功しました。

 しかし敵(?)は警備員だけではありません。この惨劇を見た周りの男衆は、血気盛んに楓を取り戻そうとします。ここでパーティーにとって運の悪いことに、楓のAPPはとても高かったのです。

 美少女を悪漢から救うというシチュエーションに、男衆のやる気はマックスであります。

 とここで占い師が≪言いくるめ≫で男衆を諫めます。あの娘はワシの孫だから心配せんでええ、と無理やり納得させたのです。

 こうして無事(?)にパーティーは、楓をプールに放り込む事に成功します。プールに投げ込まれた楓は絶叫し、気を失います。これを見たパーティーは

「これで……楓は、救われたんやな」

 と感無量で胸を撫で下ろします。




 ……えっと、ごめんなさい。楓は救われてません。
 ただ面白いものが見れたので、KPは満足してます。


~エピソード6・台風襲来~

 いよいよシナリオも終盤。東京に巨大台風がやってきて、楓はクトーニアンの繭を守るために、日比谷公園の地下まで行きます。

 繭までは特に問題なく来れたのですが……
 ここでパーティーは、クトーニアンの繭を破壊する事にします。

 確かにその気持ちは分からんでも無いです。だってここには邪神復活の気配が充満してますもの。

 一応ひさめ党や楓が 「繭を壊してはいけない。繭を壊したら東京が滅びる」 と警告してるのですが、そう言ってる人が胡散臭いので信用する気にはなれんやったみたいです。

 邪神復活=バッドエンド

 これはクトゥルフにおいて、否定しようのない方程式なのであります。

 だからパーティーは、クトーニアンの繭を破壊します。
 それを見たクトーニアンは激怒し、巨大地震を発生させます。

 東京は壊滅。

 こうしてパーティーは地下深く、瓦礫に埋もれて死んだのでした。


 おしまい



 という訳でバッドエンドになりました。

 悲しい結末ですが
 とても、とても面白いセッションだったです。

 かかった時間は9時間。
 カルトナウには6時間程度のシナリオと書かれてたんですが、どうしてこうなったんですかね……?

 凄く楽しく
 凄く疲れたセッションで
 最高に思いで深い物となりました。

 こういうセッションを、またやってみたいなと思います。
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