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【sw2.0】 ウォーハンマー

 月一のキャンペーンも、これで4回目になりました。冒険者のレベルも9に到達するのがチラホラと出てきます。うーん、みんな強くなったもんだ。だから強い敵をもっと出せるよ、やったね!

 毎回の戦闘が全滅と隣り合わせのセッション。しかもシナリオがやたら暗かったりバカっぽかったりするので、これ本当にSWなんだろうか?と思うことが多々あります。

 と言うわけで今回のシナリオ名はウォーハンマー。シナリオ名に相応しくちょっぴり混沌チック(!?)だけど、それでもヒロイック・ファンタジー精神を忘れずにセッションしようと思います。



 冒険者の所属する宿では、変わった話題で持ちきりだった。なんでもえらくカワイイ神官のお嬢ちゃんが行う説法が人気で、多くの人が集まってるのだとか。
 説法といっても抹香臭いものでなく、ライブ会場を借りて歌って踊ってたのーしー!的な物で、若い男性を中心に人気がある。参加するには入場料をとられるのだが、内容はとても凝っており、魔動機や魔術師をふんだんに使ってる舞台は見応え十分。だから宗教的な意味を除いても、一度は見て損はないのだとか。

 冒険者は上記のような情報を仕入れたあと、(GM権限で強制的に)説法ライブを見に行くことになる。



 ライブ会場へ行くと、ファン(と言う名の信者であろうか?)が踊り狂いながら「俺たちは平等だ、平等だ」と奇声を上げてた。その言動に微かな狂気を感じる。

 ライブ会場は優に300人は入れるほどの大きなものだ。屋根付きのライトや音響設備、更にはスクリーンもあり、なるほど確かに豪勢だ。

 暫くすると舞台の幕が上がった。ルキスラでそこそこ名の知れてる芸人による前説が始まり、警察沙汰になるような事はしないでね、とおどけながら言った。警察沙汰?少女の行う説法の場には、相応しくない前説だ。

 芸人が舞台を去った後、スピーカーからパイプオルガンの演奏が流れ始める。聖歌か讃美歌を思わせるような重厚な音楽だ。
 音楽に合わせて、ライトが舞台を照らす。背景には魔動機とソーサラーによる幻術を使った映像まで流れてる。

 音楽が盛り上がった所で、ステージの上に少女が登場した。栗毛のショートカットと白い衣装が似合う、清楚で可愛らしい少女だ。彼女はしっとりと歌い始める。

 神官……なるほど神官らしく、手にはウォーハンマーとラウンジシールドを持ってる。ただ服装の方は(SW,2.0のリプレイやラノベに出てくるヒロインみたいく)布地の部分がちょいと少ないように思えた。短いスカートをヒラヒラさせながら、ニーソックスを履いた足を観客に見せている。

 舞台は2番目の明るい歌に入ってた。会場は随分盛り上がっている。だがそこで冒険者は、この騒がしい場に相応しくない、不審な恰好をしてる人物に気づいた。

 その人物は灰色のローブを深く着込み、呻き声をあげながらプルプルと体を震わしていた。体格は小柄で細身である。少女……いや少年か。

 冒険者はハッとなった。この少年に見覚えがある。顔を隠してるが、あれは見習い騎士のクルトだ。彼は聖騎士パトリックの従者として修行に励んでおり、毎日をストイックに生きている。羽目を外しにライブへ来たのかと思ったが、この少年は驚くほど純情で堅物であり、思い込んだらどこまでも突っ走るような人物だ。

 そんな人物がなぜ此処に?冒険者は不審に思い声をかけた。

「ああ、冒険者さん。ここで貴方に会えたのも神のお導きに違いありません。是非、力を貸して下さい」

 少年は困惑する冒険者の手を取り、熱っぽい顔で続けて言った。

「何しに来たかって?決まってるじゃないですか。あのメスガキを 殺 し に 来 た ん で す よ

 少年はとんでもない事をサラリと言った後、恥じらうように笑みを浮かべた。



 てなシナリオ。へっへ、これから血が飛び散るぜいって感じです。

 と言う訳で調査フェイズの後に、最初の戦闘に入ります。

エネミーデータ

怪力無双の腕自慢LV9×2
コカトリスLV10×1
邪教の高司祭LV10×2(うち一人は剣の欠片10個入り)

 このエネミーを見た瞬間、PLが沈黙してしまいました。この沈黙は「やべぇ、死人が出る」って言う沈黙です。

 特に脅威に感じてるのは、コカトリスです。こいつの特殊能力
石化の嘴/11(18)精神抵抗:消滅:石化進行(敏捷-12)
 がやっかいで、二発食らおうものなら即戦闘不能に陥ります。ちなみにコカトリスは連続攻撃Ⅱを持っており、三回攻撃してきます。
 いやコカトリスもヤバいけど邪教の高司祭もヤバい。もうヤバいのが沢山。そんな素敵なエネミーを前に、PLは入念に作戦を練ってます。

――がんばれPLのみんな。GMは君たちの事を信じてるぞ。でも先制取れないと全滅すると思うので、そこは覚悟しといてね。

 GMの心の内を知ってか知らずか、スカウトが気合いを入れて先生判定。よし成功、無事先手を取った。

 作戦としては、とにかく初手でコカトリスを倒せるかどうかに重点がおかれました。アタッカーはサンダーウェポンを貰いコカトリスを攻撃、魔術師はコカトリスの残りHPを判断して魔法を選ぶ、という感じです。

 作戦は見事成功で、無事にコカトリスを撃破しました。サンダーウェポンと複数回攻撃のコンボは、いつ見ても凶悪で華麗です。結果、魔術師は安心してバフ魔法を掛けます。範囲攻撃しても、敵神官の回復魔法で相殺されると判断したからです。

 敵のターンですが、怪力無双の腕自慢は壁以外の役には立ちませんでした。彼のデータは旧式で、全力攻撃1しか持って無いのです。今では全力攻撃2に自動アップデートできるのに、残念な子ですね。(もしかしたらLV9の時に全力攻撃を取った計画性の無い子なのかもしれません)

 代わりに驚異だったのが、敵神官の攻撃魔法です。ゴットフィストの魔法ですが、これ小神だとCL値9なんですね。それを魔法拡大数でぶっ放なす訳ですから、そりゃあらゆる所でクリティカルですよ。僕はこれを見て、前のシナリオで死んだPCの事を思い出しました。

「やっぱ魔法は怖いね……だからもっと魔法撃たなきゃ(使命感)」

 と敵が言ってるかどうかは分かりませんが、敵は最後の瞬間まで攻撃の手を緩めませんでした。だが幸運にも、味方に死者も気絶者も無しです。神官と精霊によるダブルの回復は削れませんし、やっぱバフ魔法って偉大なんですね。精神抵抗+2は大きいです。



 強敵を撃破して、シナリオを進めて行きます。そして冒険者は「ウォーハンマー」というシナリオ名の意味を知る事になります。
 これはたぶん、「あー、なるほど」って感じで分かって貰えたと思うんですけど、どうだったんですかね?もし分かって貰えないままシナリオ終了してたら、GMはちょっと泣きます。

 GMの涙はともかく、冒険者はルキスラの闇に暗躍する、巨大な組織との戦いに身を投じる事になります。頑張れ冒険者、先制判定を取って、敵に勝利するのだ。

 これ以上ロストPCが出ない事を祈りつつ、次回のシナリオの構想に入ります。それでは皆様、また次回。
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