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【sw2.0】 孤島の蛇鬼 前編

 貴族の位を不当に簒奪する、あくどい継母一味と戦うキャンペーン6回目。今回は探して推理する、探索シナリオとなります。

 前回のシナリオで継母一味のバックには、クーデリア伯爵領の海賊団【カサート】がついてることを突き止めました。しかもこの海賊団は、蛮族と手を組んでる噂まである。これは調べねばならぬと、ルキスラ帝国はPCに捜査官の地位を一時的に与え、カサートの正体を調べる……というシナリオです。

 さて高レベルでかつ(一時的とは言え捜査官と言う)役人の地位を与えられ、向かう所敵無しのPC一行。俺等サイキョーよと、その増長っぷりは留まることを知りません。

 確かに強いし役人だしですが、向かう先はクーデリア伯爵領。一応はルキスラの自治領と言うことになってますが、その凶悪っぷりからもう半ば独立国としての気風を漂わせてます。領民は俺たちゃ盗賊海賊よ、ルキスラ帝国何するものぞ、って感じです。

 PCは、そんなクーデリア伯爵領の関所にやって来ました。そこで捜査官という身分を明かし、さて悪者よ覚悟しろよと、PCは鼻息荒く戦意を露にします。そこでクーデリア伯爵領の役人は

「ルキスラ帝国の役人が来た。注意されたし」

 という盗賊の符丁を使い、各地の連絡を送ります。その連絡に使ったのは「狼煙(のろし)」です。PCが役所に居るときに、真っ赤で鮮やかな狼煙が空に高々と上がります。

 これを見たPC一行。今の狼煙は何かと役人に問い詰めます。役人は「本日も異常無しの定期連絡ですよ」と嘘をつきます。しかしPCは「真偽判定」に成功し嘘を見破ります。

 役人は嘘をつき、PCは赤い狼煙に不安を感じる。さてこんな時にPCがとった行動は?みんなも一緒に考えよう。

答えは


脅迫
暴行
拷問


です。

 お、おおう。今日もアグレッシブに攻めて来ますね。でもでも、これは蛮族シナリオじゃないんだよ。ちゃんとした人族のシナリオなんだよ。

 確かにクーデリア伯爵領の役人は胡散臭いですが、それでも一応は役人です。すなわち身分があります。調査官の身分があるからと言って、簡単に暴力を振るって良い相手ではありません。(暴行するなら、現行犯でない限り令状がいるかもしれんね)
 だがGMの提案・忠告も何のその、PCは中々口を割らない役人に、ますます厳しく当たります。それも殺しかねない勢いで。

――こ、こりゃいかん。下手すりゃ役人を殺して、シナリオ崩壊しちゃう。さっさと先に進めよう。

 と言う訳で役人は口を割ります。あの赤い狼煙は「ルキスラの役人が来た」と言う合図だと、とPCに伝えます。

 これを聞いたPCは「だったらそれを無効にしてやるよ」と思いもしなかった行動をします。さて、それは一体何でしょう?みんなも一緒に考えよう。

答え


 それは、関所にある全ての狼煙を上げる です。

 これに対してGMは、忠告でなく待ったをかけます。

・狼煙と言うのは各所に異常を伝える物で、その役割はとても大切。
・だからそんな目茶苦茶な狼煙を見たら、街の人達は
「もしかして関所が落とされた?蛮族が攻めてきた!?」
  とパニックを起こしかねない。
・だからそれやったら大変なことになるけど、いいの?え?マジで?

  と言うことをPLに伝えます。だがPLの意思は固く、関所にある全ての狼煙を焚く事にしました。

  関所から色とりどりの狼煙が上がったのを見て、周辺に要る騎士や役人は顔を青ざめます。人民は仕事をほったらかし家に逃げ込み、騎士は一族郎党を集め戦に備えます。この瞬間、この地域を襲った経済的損失はかなりの物でしょう。

 そしてPCは「やってたったぞ」と言わんばかりに、意気揚々と胸を張り関所を後にします。もしかしてコレが高レベルPCに訪れる脳筋プレイなのでしょうか?

――いや、そう言う訳ではなさそう。前やったCoCの白無垢の母を思い出せば、こんな事もあるでしょう。

 とGMは思います。確かにやり過ぎな一面もあるかもしれません。でもPLが楽しんでくれるのが、何よりGMの楽しみなのです。
 ちなみにGMが用意した解決策として

・相手は盗賊・海賊である。すなわち面子にこだわり強情だが、欲深でモラルが低い。だから賄賂等で簡単に口を割る。

 等がありましたが、そういう解決策は思いもしなかった様です。だから「GMの脳内当てになってしまったかな?」と思い反省してます。

 とりあえず色々とやったPCには
 七色の狼煙をあげたもの
 というマイナス30点の名誉点が付与されます。やったね!


次回に続く
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