クトゥルフ神話TRPG > 【クトゥルフ神話TRPG】 ホラーウォッチング 【引き出しの中身】

【クトゥルフ神話TRPG】 ホラーウォッチング 【引き出しの中身】

DSC_0255.jpg

 先月、SW2.0のキャンペーンが大円満で終了しました。しかし余韻に浸る間もなく、修槌会はすぐさま別のTRPGセッションをします。
 やるシステムは決めてます。クトゥルフ神話TRPG。実は前から遊んでみたいクトゥルフのシナリオが複数あったのです。
 そのシナリオとは

 ネットでフリーで公開されてるのに
 非常に出来が良く
 そして昔ながらの古き良さを感じられるから
 おっちゃんにクリティカルヒットする。

 そんなシナリオです。ちなみにここで言う 古き良き シナリオというのは、PLの行動の自由度が高めで、またNPCとのロールプレイが楽しめて、シナリオ解決には頭を使う、等を指します。洋ゲーのシナリオっぽいとも言えるかもしれません。つまりはこれ、非常に人を選びます。
 自由度が高め云々↑という一見凄く良いっぽい事を羅列してるように見えますが、これいい事ばかりではありません。例えば自由度の高いシナリオって、KPの負担が半端無いんですね。また探索者も「シナリオの空気を読む」能力が求められます。

「え?自由度が高いんなら探索者は自由に行動していいんでしょ?自由度ってそういうもんやん」

 と思う人も居るかもしれません。しかしその自由度というのが曲者なのです。何故かというと、この手のシナリオってのは探索者を露骨に事件へ誘導しない場合が多いのです。つまり事件の解決へは、探索者の行動力が強く求められます。待ちに徹したり、危険そうだからと二の足を踏むのは推奨されません。些細な事件だろうが自分に関係なかろうが、探索者はしっかり空気を読み

「(ピコン!)あ、ここで積極的に絡まなければシナリオ破綻するな。よし僕の探索者は好奇心旺盛なので、情報収集に行きます」

 という素敵ロールプレイを自発的にしなくてはならないのです。これは昨今流行りの 「毒入りスープ」 系における理不尽密室型のシナリオとは対極をなしてます。探索者は密室でなくても、依頼人にそれほど関心が持てなくても、持ち前の好奇心と度胸でシナリオを解決しなければなりません。

 僕も経験があるのですが、クトゥルフにおいて

危険から逃げたら勝ち、怪奇は見ない事にした方が得、暗い部屋は怖いから入らない

 と考えてるPLは一定数居ます。つまりそんな 悪霊の家に入る前から放火する ような探索者には相応しくないシナリオなのです。少し考えたら分かると思いますが、メタで危険を避けようとすれば、この手のシナリオは簡単に崩壊します。そんな探索者が増えれば、そりゃ毒入りスープ系のシナリオが増えるのは当然ですね。

 まぁチキンな探索者だけでなく頭のオカシイKPも多いので、どっちが・誰がとか不毛そのもの。話を終えます。

 ともかくこういった素敵なシナリオが、フリーで沢山配布されてるHPがあるのです。

引き出しの中身  ←クリックで飛びます。

 製作者は内山靖二郎様。クトゥルフ神話TRPGのシナリオやリプレイを多数販売してます。つまりプロの方です。そんな方のシナリオなら、クオリティの高いのは当然ですね。ありがたいありがたい。思いっきり遊ばせて貰います。

 今回はその中で、ホラーウォッチングというシナリオを遊びます。何故それかというと、現代日本&シナリオ一覧で先頭にあったから、という凄く単純な理由です。

 それでは遊びます。


  注意:ネタばれ有り

 注 意 : ネ タ ば れ 有 り












 このメンツでクトゥルフやるのは約二年ぶりです。ダイスコロコロ、サクッと探索者を作ります。

名前:上杉
PL:白猫さん
職業:警官(捜査四課のマルボウ)
出身地:―
年齢:32
POW:15 INT:13 EDU:19
↓↓↓ キャラクターシート ↓↓↓
DSC_0259.jpg


名前:佐山
PL:Tさん
職業:エンターテイナー
出身地:北海道
年齢:31
POW:12 INT:13 EDU:15
↓↓↓ キャラクターシート ↓↓↓
DSC_0256.jpg


名前:八幡
職業:放浪者(カメラマン)
PL:むぅさん
出身地:―
年齢:25
POW:15 INT:12 EDU:9
↓↓↓ キャラクターシート ↓↓↓
DSC_0257.jpg


名前:山本
PL:Yさん
職業:エンジニア
出身地:―
年齢:62
POW:12 INT:14 EDU:20
↓↓↓ キャラクターシート ↓↓↓
DSC_0260.jpg


 パッと見させてもらいましたが、八幡のEDU低すぎぃ!高い人と比べて10位差があります。すなわち技能ポイントに直すと200差が付く。今更ですが、振り直しさせた方が良かったですね。(それか最低値14とかしても良かったです)

 しかしその時はセッティングに夢中だったので、そんな気遣い出来ませんでした。またPLからも相談が無かったので、このまま進めました。こうなったら低い能力値はロールプレイでカバーして貰いましょう。

 探索者が出来たらシナリオスタート。みんな何だかんだ理由をつけて、船に乗り込みます。当然ですが、ここで船に乗るのを拒否する探索者は居ません。そんな探索者が居たら、毒入りスープを飲ませてやります。

 船に乗ったらNPCと挨拶。この一癖も二癖もあるNPCを前にして、早速探索者は警戒態勢に入ります。

「あの杉山って男みたか?この暑いのに長袖のシャツを着て肌を隠してる。もしかして鱗でも生えてるのじゃないか?」

 そんなメタ読みに、KPはワクワクが止まりません。それは探索者が、シナリオ制作者の意図した通りに杉山を疑ってるからです。これ杉山の正体が分かった時が楽しそうですね。

 シナリオは進み、翌朝になります。船の上では、釣りやら海水浴が出来たりします。しかしどの探索者も海水浴に行こうとはしません。はい、気持ちはよく分かります。海に入ると半魚人が襲ってきそうで怖いですよね。(笑)

 しかし釣りをしてる時に、不運な探索者が海に落ちてしまいます。しかも落ちる前に、STR21で対抗テストとか恐ろしい事をやってから落ちるのです。結果的に何もなかったですが、落ちた探索者は生きた心地がしなかったでしょう。これは探索者の心臓を鷲掴みにする、素敵なイベントだと思います。

 さらにシナリオは進み、深夜にディープワンが襲撃してきます。船の上をピョンピョン飛び回るディープワンは恐怖そのもので、探索者は自分の身を守るのに精一杯。ディープワンは無線機の破壊等のやって、さっさと海に帰っていきます。

 しかしその途中、NPCの森脇はディープワンを前にして奇妙な事を言います。

「わかった、あの女はくれてやる。だから、それ以上は近づかないでくれ」

 これを聞いた探索者は、森脇の連れである武宮が、邪神に捧げる生贄なのではないかと推測します。(確かにそれっぽいセリフですよね)

 なお乗客NPC三名は、全員とも正体がバレてます。森脇はホスト崩れの強請屋。武宮は頭の弱い被害者。杉山は刺青したおっさん、という風です。ちなみに杉山はグイグイ酒を飲んで酔っ払い、裸踊りしながら刺青を見せつけるという離れ業をしてのけました。何故そうなったかというと、流れでそうなったとしか……。

 まぁそんなんでNPCの正体が分かってても、探索者が生贄云々思ってしまうのは、クトゥルフユーザーならではですね。

 さてシナリオはラストに入ります。正体を表した相田が、探索者を生贄にしようと邪神の元へ向かうのです。(残念、生贄は武宮でなく探索者も含む全員でした!)
 そしてこの時、探索者が組み付きで相田をやっつけました。しかも窒息ルールを使ってす。すなわち相田は喋れないまま気絶。これで僕は、アレ?と思いました。

――相田が気絶したら、ディープワンとの会話イベント起こせないじゃん。どうしよ?

 どうしよと言っても、無理に相田を起こすのも良くないので、別の方法で事件を解決させます。
 探索者は相田の部屋に行き、不気味な像を発見します。これを棒で押してみると、クルクル回ります。すると船もそれにつられて、クルクル回ります。やった!これで船を操作して帰れる!と探索者は喜びます。こうして恐ろしい海原から無事に帰還する事が出来ました。

 ……と、シナリオの結末とは違う結末になりましたが、これはこれで味わい深かったです。特に探索者がより活躍して、より達成感を得たという点では。




 久しぶりのクトゥルフ、楽しかったです。一緒に遊んだPLの皆さん、ありがとうございました。また次回もよろしくお願いします。

 
スポンサーサイト




管理者にだけ表示を許可する
fc2ブログ