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【ウォーハンマーTRPG】 羊の皮を被った狼 【ライクランド綺譚】

 最近は連続でウォーハンマーTRPGやってます。人には進めにくいダークなTRPGですが、気心れた仲間となら明るく遊べます。

 んで幾つかシナリオを遊んだり読んだりして思ったんですが、ウォーハンマーTRPGって戦闘少なめで、会話とロールプレイ中心なゲームなんですね。信じられますか?

 カバーイラストからはモヒカンのドワーフが斧振り回してるため血生臭い闘争を連想させますが、シナリオの方は意外にも暴力沙汰になりにくいんです。下手すると ふしぎもののけRPG ゆうやけこやけ 並に戦闘がありません。(それは言いすぎですが、間違いなく 小さな勇者のRPG ウタカゼ より戦闘は少ないです)
 
 いえ場合によっては血生臭くはなったりしますが、大抵の解決方法がくトンチや会話なんですね。戦闘を選ぶとかなり厳しいものになったりします。

 何故?どうして?ウォーハンマーの住人はどう見たって、会話より暴力で解決しそうな見た目してるのに。でもシナリオでは、優しい非暴力な解決を好むんです。
 もしかして僕は遊ぶシステム間違えました?間違ってゆうやけこやけを遊んでましたか?そう思ってルルブを開いたら、ガンギマリした鞭打ち苦行者と目が合いました。ああ、これは間違いなくウォーハンマー。

 頭がすっきりした今回のシナリオ 羊の皮を被った狼 を読みます。読みこんで思います。
 うーん、このシナリオも非暴力な感じの、やさしいシナリオになりそうです。あったかふわふわ、です。

 しかし幾らシナリオが優しくても、セッションを行うのはPLです。優しくなるのか血生臭くなるのかは彼ら次第。どんな話を紡ぎだすのか、今から楽しみです。





















  










以下、ネタバレあり。


以下、ネタバレあり。














 
PC1「とっとと殺そうぜ!日が暮れちまうよ!」
PC2「上手い事森とかに誘い出せればなー、周りの目さえなければなー」
PC3「強盗を装って殺せば簡単だよね、殺しが楽しいんじゃ~」

 物騒な事を相談しあうPLに、GMは冷や汗をかいてます。

GM「(どうしよう。まだハインリッヒに会ってすらいないのにこの殺意。彼等の心には殺戮の神コーンが宿ってる)」

 何が起こってるかと言うと、依頼人から「困った貴族が居るので何とかしてほしい」と相談を受けたPCは、その場で貴族の殺害計画を練りだしたのです。早い、早すぎるのぜ。

 いや、ちょっと待ってください。本当にこのまま殺害ルートに進んでもいいのでしょうか?

 TRPGのシナリオはナマモノとは言え、このままPCが貴族の殺害に踏み切れば、それはGMの誘導不足と言われても仕方ありません。自由に遊ぶ事を提示するのも大事ですが、それと同時にシナリオ進行に幅を持たせることも大事です。また有料のシナリオを買った僕が少しかわいそうです。

 GM僕はそれとなく まずは現場を見に行ったらどうですか? と提案をしました。PLはその提案を渋々受け入れ、とりあえず貴族のハインリッヒに会う事になりました。

 会った結果、この貴族の性根は腐ってるので、殺害する意をより強固にしました。それと同時に

PL「……なんか胡散臭い。叩けば埃が出てきそうだ」

 と冷静に観察する事もやってます。ハインリッヒに疑惑をもったPCは、依頼人の家族に聞き込みをして情報を集めていきます。

 結果、ハインリッヒが農場のあちこちに何かを隠してる事を突き止めました。PCはその隠した物を探すべく農場を動き回りますが、そこで出会ったマクスおばさんに奇妙な違和感を覚えます。
 このおばさん、ボケた振りをしてるだけではないか?本当はすごい奴なんじゃないのか?いや、きっと凄い奴に違いない。

PL「わかった!」

 PLが手を叩いて言います。

PL「シナリオの第名である 羊の皮をかぶった狼 ってのはこのマスクおばさんの事だ!この人が一番の実力者(やべー奴)なんだ!」

GM「(おお!シナリオの第名にそんな意味があったのか!僕は全く分からなかったぞ!)」

 GMはPLの推察力に感服しました。

PL「という事でここは何としてでもマスクおばさんの協力を仰ごう」

 そう言ってPCは、マスクおばさんと胸襟を開いた会話を行おうとします。これに対してGMは悩みます。

GM「(うーん、マスクおばさんは正体を表すべきか伏せるべきか。シナリオに書かれてる通りにするならば、伏せるべきなんだろうけど……)」

 伏せるべきなんでしょうけど、それは違うと僕は思いました。PLが推理して正解を当てた事に対しては、GMは報酬を与えるべきだと思ってます。何をやっても同じ結末なら、それはあまり面白いものではありません。

 そうGMが判断したので、PCはマスクおばさんと協力し合う事になりました。結果、ハインリッヒの正体が偽貴族とバレても、マスクおばさんはハインリッヒを擁護しません。と言う訳でハインリッヒは、身分詐称したのがバレて依頼人に捕まってしまいます。

 ちなみにマスクおばさんが味方になったので、賞金稼ぎの二人組は登場させませんでした。このシナリオのクライマックスは、賞金稼ぎとマスクおばさんの板挟みによって発生する葛藤がメインなのですが、その葛藤が無くなった以上、二人の賞金稼ぎは蛇足と判断したのです。さよなら、カールとフーゴ。



 ハインリッヒの処置は依頼人に任せます。そしてPCは報酬を貰い旅立ちました。そしてそれは、今回のシナリオも戦闘が発生しなかった事を意味します。

 ウォーハンマーって本当に穏やかなTRPGですね。
 たぶん、そう、たぶん。


おしまい
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